ほんとにあった怖い話 (雑誌)

ほんとにあった怖い話（ほんこわ）

『ほんとにあった怖い話』は、かつて朝日新聞出版が発行していた日本のホラー漫画雑誌です。隔月刊で、奇数月の24日に発売されていました。1987年に朝日ソノラマから創刊され、その後、発行元は朝日新聞社、朝日新聞出版と変更されましたが、2010年に惜しまれつつ発行を終了しました。その後、主な執筆陣や発売日は変わらず後継雑誌『HONKOWA』が創刊されています。

概要

1987年、『ほんとにあった怖い話』は『月刊ハロウィン』（朝日ソノラマ）の増刊として誕生しました。1991年までに通巻16号を発行した後、同年11月号から独立創刊を果たします。「マンガ家&芸能人&読者の恐怖体験談集」というキャッチフレーズで、読切形式のホラー作品を数多く掲載し、人気を博しました。

2007年には、朝日ソノラマの会社清算に伴い、11月号から発行元が朝日新聞社へと移行。その後、朝日新聞出版が発行を引き継ぎましたが、2010年9月24日発売の11月号をもって、雑誌としての発行を終えました。しかし、ホラーファンからの熱い要望に応え、2011年1月24日には後継雑誌となる『HONKOWA』が創刊され、現在も多くの読者に愛されています。

メディアミックス

『ほんとにあった怖い話』は、漫画雑誌としての展開に留まらず、様々なメディアで展開されました。1991年と1992年には、鶴田法男監督によるオリジナルビデオシリーズが発売され、その独特な世界観が映像化されました。具体的には、「ほんとにあった怖い話」「ほんとにあった怖い話 第二夜」「新・ほんとにあった怖い話 幽幻界」がリリースされています。

さらに、2004年からは、雑誌連載作品を題材としたテレビドラマシリーズ『ほんとにあった怖い話』がフジテレビ系列で放送開始。稲垣吾郎（当時SMAP）がストーリーテラーを務め、一般視聴者からの投稿を基にした恐怖体験をドラマ化するスタイルで、夏の風物詩として人気を博しました。

主な執筆作家

『ほんとにあった怖い話』には、数多くの人気ホラー漫画家や作家が執筆陣として参加していました。以下に、主な執筆作家の一部を列挙します。

山本まゆり
ひとみ翔
氷室奈美
永久保貴一
高野美香
月嶋つぐ美&上杉かや
猪川朱美
加門七海
JET
伊藤三巳華
TONO
保沢環
流水りんこ
鯛夢
小林薫
大竹とも
横嶋やよい
七色虹子
筒井りな
有久祐子
いしかわまみ
たつき諒（竜樹諒）

関連雑誌

ネムキ・眠れぬ夜の奇妙な話
ハロウィン

外部リンク

OPENDOORS（朝日新聞社出版本部）
ソノラマ・プラス（朝日新聞社出版本部）

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