ま〜じゃんバニラシンドローム

ま〜じゃんバニラシンドローム

ま〜じゃんバニラシンドロームは、日本のゲームメーカー・日本物産によって開発され、1991年1月にアーケードゲームとしてリリースされました。このゲームの注目すべき特徴は、その独特なストーリーと魅力的なキャラクターデザインです。デザインは人気アニメ『うる星やつら』の作画監督である西島克彦が手掛けています。

ゲームの概要

主人公の諸星康介は、恋人との待ち合わせの最中に奇妙なドアを見つけるところから物語は始まります。このドアを開けると、そこには異世界が広がっていました。康介はそこで、美少女のバニラと出会い、彼女と共に数々の扉を開いていくことになります。

プレイヤーは康介の代わりにバニラと麻雀を行い、勝利することで1回だけ扉の鍵を開けるチャンスを得ることができます。違った世界への扉を開くたびに、そこには新たな冒険や登場人物が待っており、さらにはご褒美として美少女キャラクターの画像も見ることができます。これによってプレイヤーは物語を進めながらアイテムを集め、最終的には元の世界へ戻るための鍵を見つけることを目指します。

ゲームの特徴

ま〜じゃんバニラシンドロームはクリアには長い時間を要するため、パスワード機能によるコンティニューが搭載されています。これはアーケードゲームとしては新しい試みであり、プレイヤーが途中でゲームを中断した場合でも、再開できる仕組みが備わっています。この機能により、多忙なプレイヤーでも時間をかけて取り組むことが可能でした。

また、同時期にリリースされた他の麻雀ゲームとは異なり、本作は美少女キャラを大きくフィーチャーしており、麻雀というゲームを通じて彼女たちの魅力を引き出す作りになっています。多くのファンをキャッチする要因が詰まった本作は、今もなお根強い人気を誇っています。

移植版

1991年10月25日、ゲームはPCエンジンに移植され、さらに1993年にはPC-9801版も発売されました。これらの移植版もオリジナルの魅力を引き継いでおり、新たなプレイヤー層を開拓することに成功しました。

評価

『ファミ通』のクロスレビューでは、PCエンジン版が22点のスコアを受けています。このように評価は分かれるものの、独特なストーリーラインとキャラクターの魅力により、多くのプレイヤーが熱中したタイトルと言えるでしょう。

ま〜じゃんバニラシンドロームは、単なる麻雀ゲームを超えた異世界の冒険を提供しており、プレイヤーたちを麻雀の魅力と共に引き込む作品となっています。

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