まじかるず

お笑いコンビ「まじかるず」とその歴史

「まじかるず」は、1989年に太田プロダクションで結成されたお笑いコンビです。同コンビは、主にものまねを駆使した漫才を特徴としており、1994年に解散するまでの短い間に多くのファンを魅了しました。

メンバー紹介

堀井祥明（ほりい よしあき、1968年5月11日生まれ）は、コンビ解散後、「堀井宇宙」という名義でトリオ「003MANIA」に参加しましたが、のちにグループを脱退し、現在は「ビッグワールド」に所属しています。ライブのMCなどの活動を行いながら、他の芸人との共演を続けています。また、彼は博士と助手という番組のモノマネ選手権にも出場した経歴があります。

藤代達生（ふじしろ たつお、1968年8月6日生まれ）は、2004年に直腸癌によりこの世を去りました。享年は35歳で、彼の早すぎる死は多くの人々に衝撃を与えました。生前、藤代は芸人仲間であった八木正幸と共に約3年半程生活を共にしていました。彼はお笑い界での実績を残しつつ、1998年には「新・一人ごっつ」のお笑い共通一次で首席を獲得するなどの成果を収めています。

ものまねレパートリー

まじかるずは特にものまねが得意で、それぞれに独自のレパートリーを持っていました。堀井は主に竹下登や舛添要一、上田昭夫、さらにはケント・デリカットのものまねを得意としていました。対する藤代は土井たか子や田原総一朗、立松和平、関根潤三、そして江川卓など、幅広い人物のものまねを披露していました。

コンビ結成の背景

高校時代の同級生であった堀井と藤代は、その友情を基にコンビを結成しました。彼らは素人が参加できるものまね番組「全日本そっくり大賞」に挑戦し、見事に優勝を果たすことで才能を開花させました。当時、堀井はアルバイトをし、藤代は大学生という立場でした。

解散後の道

1994年の解散後、堀井はトリオ「003MANIA」を結成しましたが、2001年にはその活動を終えています。彼は現在もお笑い業界で様々な形で活動しており、ライブイベントなどに出演しています。一方、藤代の死後、堀井は彼を偲び、彼の通夜で受付を務めたという悲しいエピソードがあります。

出演番組

まじかるずは「ザ・テレビ演芸」や「余談タイムズ」（TBSラジオ）、さらには「まじかるずのスーパーギャング」（TBSラジオ）など、さまざまなメディアに出演していました。また、爆笑問題の「オモスルドロイカ帝国」などでもその才能を発揮していました。

まとめ

まじかるずは短い期間であったものの、多くのファンの心に残るコンビでした。そのお笑いのスタイルや個性的なものまねは、今でもしっかりと記憶されています。彼らの活動を振り返ることで、当時のお笑いシーンの一端を伺うことができるでしょう。

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