まっ昼間!笑っちゃおう

まっ昼間!笑っちゃおう

『まっ昼間!笑っちゃおう』は、1978年7月2日から1979年4月1日まで、テレビ朝日系列局で毎週日曜日のお昼、12時00分から12時45分にかけて放送されたエンターテイメント番組です。この番組は、大正製薬が一社提供として番組を支えていました。

番組の基本的な内容は、コントとゲームを中心に構成されており、レギュラー出演者と毎回招かれるゲストが、多彩な企画に挑戦し、笑いを届けていました。番組が始まった当初は、東京都内にある浅草公会堂を使用して一般観客を招いての公開録画形式が取られていましたが、放送期間の後期には、より制作側の意図を反映しやすいスタジオでの収録へと変更されました。

主なコーナー

番組の放送時期によって、提供される企画内容は変化しました。特に、前期と後期で特徴的なコーナーが見られました。

前期に見られたコーナー

ジロさん劇場
コメディアンの坂上二郎さんが演じる「ジロ子さん」と、俳優の藤村俊二さん扮する「オヒヨイばあさん」が登場し、シュールでドタバタとしたやり取りを繰り広げるコントコーナーでした。二人の独特なキャラクターと掛け合いが番組に彩りを加えていました。

減点家族
このコーナーでは、タレントの団しん也さんが進行役を務め、一般視聴者の家族が登場しました。家族の日常におけるちょっとした「失敗談」や「おもしろエピソード」を紹介し、それを団しん也さんがユーモアを交えつつ「減点」していくという形式で、家族の素顔に迫る企画でした。

ショータイム
招かれたゲスト歌手による歌唱パフォーマンスと、番組レギュラーとのトークが楽しめる音楽コーナーです。坂上二郎さんが、バンドマスターである豊岡豊さん（豊岡豊とスイングフェイス）と共に進行役を担当し、ゲストの魅力や意外な一面を引き出しました。

素人あて振り大合戦
一般視聴者が参加できる、ユニークなコンテスト形式のコーナーです。2人1組のペアが2組出場しました。ペアの一方が実際に歌を歌い、もう一方がその歌に合わせて、歌詞やメロディをほとんど無視した、文字通り「あてずっぽう」な振り付けで踊るという内容で、その予測不能なダンスが笑いを誘いました。

後期に見られたコーナー

* まっ昼間！奪っちゃおう ハウスジャック
番組後期の視聴者参加型ゲーム企画です。当時夫婦であった山田隆夫さんと吉川桂子さんが進行役を務めました。参加者は、山田夫妻の家という設定で作られたセットの中に入り、制限時間内に家具や小物など、より多くの物品を「奪う」（獲得する）ことを目指すというルールで、参加者の大胆さや策略が見どころとなりました。このコーナーは、番組のタイトルにある「笑っちゃおう」に加え、「奪っちゃおう」という言葉を冠している点も特徴的でした。

これらのコーナーを通じて、『まっ昼間!笑っちゃおう』は、日曜日の昼下がりに、視聴者に明るい笑いとエンターテイメントを提供しました。様々なゲームやコント、ゲストとの交流企画が展開され、当時の多くの視聴者に親しまれた番組です。

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