まぼちゃん旅行記
『まぼちゃん旅行記』は、勝川克志が手がけた
漫画作品であり、1982年に『
少年キング』で連載されたこの物語は、勝川にとって初の週刊連載です。しかし、週刊誌の厳しいスケジュールにより、全4話で物語は完結しました。単行本は
1986年にヒット出版から全1巻として発行されています。さらに、この物語は『まぼろしまぼちゃん』のタイトルで
テレビアニメ化もされました。
収録作品
- - まぼちゃん旅行記
- - 兄の行方
- - 地底少年
- - ぼくの時間旅行
- - みっちゃんの不思議な放課後
- - 一度死んだ男
- - ドラゴン党のアジト
ストーリー概要
物語の主人公、幻まぼ太は、石化菌によって両親が石化病にかかってしまう。その治療法を探し求め、彼は異世界にあるジタンファ国へと冒険に出発します。まぼ太は、集めた情報と弓矢のスキルを駆使し、様々な困難を乗り越えながら、両親のために治療法を見つけようと奮闘します。
登場人物
主人公であり、通称まぼちゃん。西東京・東久留米在住。両親を治療するため、異世界に赴く。彼は弓矢に優れた腕前を持ち、知恵を駆使して冒険を進めます。
まぼ太の妹。両親の病状を気にしながらも、兄の旅に呼応し後からジタンファ国に向かいます。
まぼ太とむむ子の両親。石化病を患い、時には漬物石のような姿で過ごします。
江戸時代の先祖で町医者。未来に行くために「分解冬眠印籠」を作り、300年の冬眠から目覚めた際、まぼ太に治療法を示唆します。
通称みみちゃん。ジタンファ国のヴァイオリン村の少女。彼女もまた、音楽好きの怪物に囚われた経験があり、まぼ太に助けられ従者として旅に参加します。
アニメ版
『まぼろしまぼちゃん』として、
1992年から
1993年にかけてフジテレビで全24話が放映されました。物語の基盤は原作と同じですが、エピソードの数が限られているため、勝川克志の他作品からのエピソードの借用やキャラクターの改変が多く見られ、オリジナルの展開が加えられています。なお、DVDはリリースされていません。
スタッフ
- - 原作:勝川克志
- - 監督:石踊宏
- - シリーズ構成:山田隆司
- - アニメーションキャラクター・総作画監督:金沢比呂司
- - 音楽:辻陽
主題歌
- 作詞: 松山猛
- 作曲:
加藤和彦
- 歌: サディスティック・ミカ・バンド
- 作詞: つのだ☆ひろ
- 作曲:
加藤和彦
- 歌: サディスティック・ミカ・バンド
この作品は、異世界を舞台にした冒険譚として、多くの読者と視聴者に愛されています。魅力的なキャラクターたちが織りなす物語は、今もなお印象に残ることでしょう。