まんぷくフーフー

漫才コンビ「まんぷくフーフー」：元力士と元アイドルの夫婦コンビ

ワタナベエンターテインメントに所属していたお笑いコンビ、まんぷくフーフー。2016年末に結成されたこのコンビは、メンバーの個性的な経歴が大きな注目を集めました。

メンバーは、マービンJr.と松丸ほるもんの2人。マービンJr.は、本名佐野マービン・リー・ジュニア。東京都荒川区出身で、元大相撲力士「大翔勇 真亜敏」として活躍していました。相方からは「じゅんちゃん」と親しまれていました。一方、松丸ほるもん（本名：松丸実希子）は千葉県柏市出身。アイドルグループ「シリフリ」の元メンバーです。

2人は、マービンJr.がワタナベコメディスクール10期生、松丸ほるもんが11期生として入学したことがきっかけで出会い、2010年8月5日から交際を始めました。その交際ぶりは、日本テレビの『芸人報道』でも取り上げられ、話題となりました。2017年には婚約、そして2018年8月5日には、交際開始からちょうど8年目の記念日に結婚。カップルコンビから夫婦コンビへと進化を遂げました。

コンビ名は、当初「スタミナ苑」でしたが、後に現在の「まんぷくフーフー」に改名。その芸風は「ラブ漫才」と称され、手をつないでステージに登場し、仲睦まじい様子が随所に垣間見えるのが特徴でした。漫才の中で、2人の馴れ初めや結婚生活に関するエピソードを織り交ぜることも多く、その温かくてユーモラスなスタイルは多くのファンを魅了しました。

テレビ番組への出演も多数。TBSの『有田ジェネレーション』ではレギュラー出演を果たし、その他『バクモン学園』（テレビ朝日）、『深夜に発見!新shock感〜一度おためしください〜』（テレビ東京）、『有吉ジャポン』（TBS）など、数多くの番組でその姿を見ることができました。また、NHK総合の『バナナマンの爆笑ドラゴン』やフジテレビの『初詣!爆笑ヒットパレード』といった人気番組にも出演。地上波だけでなく、GYAO!のウェブテレビ番組『ぶるぺん』にも出演するなど、活動の幅を広げていました。

しかし、2020年3月31日をもって、まんぷくフーフーはコンビとしての活動を休止。マービンJr.は芸人活動を継続し、後輩と「サノシタラ」というコンビを結成。一方、松丸ほるもんは芸能界を引退し、主婦として新たな人生を歩み始めました。

まんぷくフーフーは、短い活動期間ではありましたが、元力士と元アイドルという異色の経歴を持つ夫婦コンビとして、多くの視聴者に記憶に残る存在となりました。彼らの明るく温かいラブ漫才は、多くの人々に笑顔と元気を届けたことでしょう。今後のそれぞれの活躍にも注目が集まります。

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