みしま (フェリー)

概要

フェリーみしまは、鹿児島県鹿児島郡三島村が運航するフェリーで、同名の航路に就航する3代目にあたります。2代目「みしま」の代替として、三菱重工業下関造船所にて建造され、2001年に就航しました。

就航航路

主な航路は、鹿児島港を起点とし、竹島、薩摩硫黄島、大里港（黒島）、片泊港（黒島）を結んでいます。通常、鹿児島港を発着し、黒島で折り返す2日間の行程で、週に2往復程度運航されます。また、日帰り片道航海も週1往復運航されており、この場合は片泊港到着後、直ちに鹿児島港へ戻るため注意が必要です。

天候や海上の状況により、運休や一部の港を省略して運航されることがあります。定期ドック期間中は、十島村のフェリー「フェリーとしま」と相互に代替運航を行います。

設計

船内は、大型エレベーターが設置され、段差のないフロアや身障者対応トイレなど、バリアフリーに配慮した設計となっています。右舷後方側面にはランプウェイを備え、車両や貨物の積み降ろしをスムーズに行うことができます。離島航路に就航する船舶として、活魚用水槽施設や冷蔵施設も設置されており、新鮮な海産物の輸送にも対応しています。

船内

船室

一等室：2名用個室が1室
一等和室：6名用と10名用の2室
二等和室：複数人が利用できる大部屋

設備

パブリックスペース
エントランスホール
レストスペース
供食・物販設備
自動販売機

展示

船内では、三島村の魅力を紹介する展示が行われています。鬼界カルデラジオパークや村内各義務教育学校の活動に関する展示など、三島村の歴史や文化、教育活動に触れることができます。

その他

本船は、地域の生活を支える重要な交通手段であるとともに、観光客にとっても三島村を訪れるための大切な足となっています。

脚注

外部リンク

三島村 - フェリーみしま
MarineTraffic.com - MISHIMA - 自動船舶識別装置（AIS）による現在位置表示

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