みずほターミナル

みずほターミナルの概要



みずほターミナルは、岐阜県瑞穂市に位置していたバスターミナルです。このターミナルはJR穂積駅の南ロータリーにおける交通混雑を緩和するために整備され、主に岐阜バスの路線バスが利用されていました。穂積駅からは約350メートル南に位置し、乗車については専用ターミナルを利用する形がとられていましたが、降車は駅の南ロータリーにある穂積駅前バス停で行われていました。

沿革



みずほターミナルの歴史は2005年に始まります。この年、名鉄揖斐線の一部区間が廃止されたことにより、穂積駅から黒野方面への新しいバス路線が岐阜バスによって導入されました。しかし、穂積駅南ロータリーに一般車両が集中し、交通渋滞が悪化していることが問題視され、別途バスターミナルを設ける決定がなされました。市の土地を無償で借りていた瑞穂市長の松野幸信が推進したこの計画に基づき、40平方メートルの土地が市によって購入され、整備が行われました。

2005年4月1日にターミナルの利用が開始されました。ここでは岐阜バスの乗車が行われる一方で、降車やコミュニティバスのみずほバス、さらには朝日大学への通院バスなどは引き続き南ロータリーで行われる状況でした。

しかし、みずほターミナルは穂積駅からの距離があるため、鉄道とのアクセスが不便との声もありました。このことから、バス路線の廃止や減便を機に、2011年10月1日より、岐阜バスの乗降を南ロータリーに変更することが決定されました。その後はバス待機所や改修工事時の一時的な移転場所としての利用があったりもしました。

2020年には穂積駅南口の一般車両乗降場や駐車場が整備された際、みずほターミナルの土地は除却され、JAぎふ穂積支店の移転用地として買収されました。これに伴い、待機場機能が市役所駐車場へと移されました。

路線



みずほターミナルを基点とする主なバス路線は以下の通りです。


このように、みずほターミナルは岐阜県内の交通網に一役買っていた歴史を持つスポットでしたが、周辺の交通整備や路線の変更により、最終的には解体される運命を辿りました。公共交通がスムーズに運営されるための努力の一環として、地域のニーズに応じた施設が進化していく過程が垣間見える場所でした。

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