みなと山口合同新聞社

株式会社みなと山口合同新聞社概要

株式会社みなと山口合同新聞社は、山口県下関市に本社を置く新聞社で、日本国内の水産食品に特化した専門紙『みなと新聞』や、一般紙『山口新聞』などを発行しています。これらの新聞は紙媒体だけでなく、デジタルプラットフォームでも提供され、誰でもアクセスできるよう配信されています。

沿革

この新聞社の起源は1946年にまで遡ります。その年の2月11日、下関漁港内の施設で水産に関する情報を発信する『西部水産速報』が創刊されました。翌年の1947年には発行所を漁港の近くに移転し、タブロイド判の形式に変更。題名も『みなと新聞』に改名されました。

1952年に入ると、地元の記事を含む市内版が載せられ始め、1977年には新しい本社が下関市東大和町に完成しました。1984年には、コンピュータによる制作システムを導入し、技術革新を図ります。1992年には『みなと新聞社』と『山口新聞社』が合併し、現社名の『株式会社みなと山口合同新聞社』が誕生しました。

さらに、電子版の発信も次第に進められ、2011年には『みなと新聞』の電子版が開始され、2017年には『山口新聞』の電子版も登場しました。これらの取り組みにより、情報へのアクセスがより一層便利になっています。

事業内容

本社が発行する『みなと新聞』は、日本の水産業に特化した日刊の専門紙であり、国内全体で情報提供を行っています。また、『山口新聞』は山口県全域を対象にした地方紙で、地域の出来事を網羅しています。

また、過去にはフリーペーパーや特定の新聞の受託印刷を行っていましたが、近年では業務の見直しが行われ、受託印刷内容が縮小されています。また、九州スポーツの紙面制作も行っていましたが、2020年にその業務を終了し、新たな制作拠点に移行しました。

取材拠点

本社は下関市東大和町に位置し、山口新聞会館に拠点を置いています。また、東京、北海道、大阪、福岡などの主要都市に支社が設置されている他、県内にも多くの支局を展開しており、広島や岩国、宇部など、地域に密着した取材網を有しています。

このような多面的な発信により、地域の情報を迅速に伝え、広く一般の人々に水産業や地域ニュースの重要性を伝える役割を果たしています。著名な出身者には小説家の古川薫がいます。

まとめ

株式会社みなと山口合同新聞社は、地域ニュースと水産業情報の発信に力を入れています。時代の変化に対応しつつ、紙媒体と電子媒体の両方を駆使して、情報の提供を進める姿勢が特徴的です。

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