みなと観光バス (南あわじ市)

みなと観光バス株式会社の概要

みなと観光バス株式会社は、兵庫県南あわじ市を中心にバスを運行する事業者です。特に淡路島を結ぶ路線が特徴的で、地元の交通網に貢献しています。なお、同名の企業が神戸市にもありますが、両者は無関係であるため、注意が必要です。三宮駅のバスのりばでは、両社のバスが同時に見られることもあります。

現行路線

淡路島線

淡路島線はみなと観光バスが運行する高速バス路線であり、神戸市（三ノ宮）と南あわじ市（陸の港西淡）を結んでいます。この路線は、定員制の座席を持ち、一部の座席は指定制となっており、1日に8往復の便が運行されています。特に下りの最終便は日付を跨いで運行されるため、利用者には便利です。

この路線は2005年1月11日に「大阪・神戸 - 淡路島特急線」として運行を開始しました。当初は大阪OCATから三ノ宮を経由し、陸の港西淡までを結ぶものでしたが、その後、路線名や運行体制に変化がありました。2009年には大阪弁天町経由の運行が休止され、2019年には停車停留所が増加したことで「淡路島線」という名前に変更されることとなりました。最近では、みなと観光バスが単独でこの路線を運行しており、神戸側では日本交通が発券業務を担当しています。

歴史

この路線の歴史は、以下の通り変遷しています。

• - 2005年1月11日：運行開始（大阪OCAT・三ノ宮 - 陸の港西淡）
• - 2005年7月15日：北淡IC・洲本IC停留所を新設。
• - 2009年4月1日：大阪弁天町での上り（神戸・大阪行き）の降車のみになる。
• - 2009年9月1日：大阪（OCAT・弁天町） - 三ノ宮間が休止。路線名が「淡路島特急線」に変更。
• - 2019年10月1日：新規停留所の追加に伴い、路線名が「淡路島線」に変更。
• - 2020年4月1日：車内でのキャッシュレス決済が可能に。

停留所

淡路島線の主要な停留所には以下が含まれます：

• - 大阪OCAT（弁天町日交高速バスターミナル）
• - 三宮バスターミナル
• - 淡路IC
• - 東浦IC
• - 北淡IC
• - 津名一宮IC
• - 洲本IC
• - 緑PA
• - 榎列
• - 陸の港西淡

淡路島内では、停車する場所と通過する場所が定められています。利便性を向上させるため、車両は三菱ふそうのエアロバスやエアロエースが使用されており、無料Wi-Fiや衛生的なトイレも完備しています。

乗車券と決済方法

みなと観光バスでは、普通乗車券や往復乗車券（回数券）が提供されています。ただし、定期乗車券は存在していません。また、最近ではキャッシュレス決済が可能になり、多様な決済方法が用意されています。利用者は、PayPay、楽天ペイなどを使い、スムーズに料金を支払うことができます。

コミュニティバス

地域の交通にも力を入れており、南あわじ市のコミュニティバス「らん・らんバス」や「せい太くんバス」、新たに運行が開始された「オニオンバス」など、多様なサービスを展開しています。このように、みなと観光バスは地域に密着した交通事業者として、さまざまなニーズに応えています。

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