みんなの地図2

『みんなの地図2』の概要

『みんなの地図2』は、ゼンリンが開発したPlayStation Portable専用の地図およびナビゲーションソフトです。このソフトは、PSP専用のGPSレシーバー（PSP-290）と組み合わせることにより、ユーザーは地図を手軽に利用したり、徒歩でのナビゲーションを楽しむことができます。特に、屋外においてGPS信号が受信可能な環境で活躍しますが、地下や屋内でもソニーコンピュータサイエンス研究所が開発した「PlaceEngine」を利用することで、Wi-Fiの電波を受信し位置を特定できるため、幅広いシーンでの活用が可能です。

コミュニティと情報共有

『みんなの地図2』の魅力の一つは、コミュニティサイト「PetaMap」の存在です。このサイトでは、ユーザー同士がスポット情報を容易に交換できる機能が提供されており、作成したMyスポット情報を「PetaMap」にアップロードすることで他の日本国内ユーザーとも共有ができるのです。この仕組みにより、様々なスポット情報を集約し、有意義な情報提供ができます。

地域版シリーズ

2007年8月9日には、『みんなの地図2』の地域版シリーズも発売されました。価格は5040円で、比較的手の届きやすい価格設定がなされています。この地域版シリーズは、次の三つのエリアに分かれています。

• - 「地域版東日本編」：北海道、東北、関東をカバー
• - 「地域版中日本編」：中部、近畿を網羅
• - 「地域版西日本編」：中国、四国、九州の広域を含む

地域版でも基本的な機能は維持しつつ、詳細地図やエリアの拡充、さらには最寄施設の検索機能の向上を図っています。これにより、各地域に特化した便利な地図利用が実現しています。

使用時の注意点

『みんなの地図2』を使用する際は、いくつかのポイントに注意が必要です。測定時間は数秒ほどで、位置の特定は最大で約三キロの範囲に制限されることがあります。また、日本測地系を使用しているため、ユーザーはその点についても理解しておく必要があります。

関連項目とリソース

『みんなの地図2』はGPSレシーバーや「PlaceEngine」に関連する機能を持ち、続編にあたる『みんなの地図3』に繋がっています。これらに関する詳細情報は、各公式サイトやニュースリリースを通じて確認できます。特に、ゼンリンの公式サイトや「PetaMap」などのコミュニティサイトは、製品について深く知るために役立つ資源です。

受賞歴

さらに、本ソフトは2007年にグッドデザイン賞を受賞しており、そのデザイン性と機能性が広く評価されています。こうした実績から、ユーザーの期待を超えるサービスを提供し続けることが求められています。

『みんなの地図2』は、地図の新たな楽しみ方を提案するソフトであり、今後も多くの人々に愛用されることでしょう。

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