みんな生きている

『みんな生きている』は、1994年4月6日から2009年3月27日までNHK教育テレビジョンで放送されていた、小学校向けの道徳教育番組です。この番組は、子どもたちが様々な生き物の姿を捉えたドキュメンタリー映像を視聴することで、生命の重さや尊さを学び、他者への慈しみの心やこの世に生を受けた喜びを感じることを目的としていました。

番組は、1993年12月27日と28日にパイロット版が放送された後、1994年4月にレギュラー放送が開始されました。2000年度までは、俳優やタレントがリポートとナレーションを担当していましたが、2001年度からはドキュメンタリー映像を流す形式に変更されました。

当初は小学校3・4年生を対象とした番組でしたが、2002年に小学校で総合的な学習の時間が完全導入されたことを受け、3～6年生向けの番組として放送されました。また、2004年度からは字幕放送と視覚障害者向けの解説放送も行われるようになりました。

番組の放送時間は、日本標準時で、別の時間帯での再放送も行われていました。

番組の出演者は以下の通りです。

大和田獏（1994年度） - パイロット版にも出演。
森山祐子（1995年度 - 1996年度）
村上里佳子（1997年度）
石井めぐみ（1998年度 - 2000年度）
* 日髙のり子（2001年度 - 2008年度） - ナレーションのみを担当。

番組のテーマソングは、イルカが歌う「回転木馬にのって」でした。

番組に関する詳しい情報は、NHK放送史のウェブサイトで確認することができます。

『みんな生きている』は、子どもたちが生命の尊さや生きる喜びを感じ、他者への慈しみの心を育む上で、重要な役割を果たした教育番組であったと言えるでしょう。

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