もっと遠くへ/オーケストラ

レミオロメンのメジャー12作目(通算13作目)のシングル「もっと遠くへ/オーケストラ」について解説します。

前作「Wonderful & Beautiful」から約7ヶ月ぶり、アルバム『風のクロマ』からの先行シングルとしてリリースされました。「蛍/RUN」以来、2作ぶりの両A面シングルです。

当初は「もっと遠くへ」のみの単独A面シングルとして発表されましたが、発売告知後に両A面シングルへと変更されました。

表題曲である「もっと遠くへ」は、フジテレビ系列『2008年北京オリンピック』のテーマソングとして、「オーケストラ」は日本コカ・コーラ『コカ・コーラオリンピック』のCMソングとして起用されました。

初回生産分はスリーブケース仕様で、特典として水に浸すとタオルになる金メダル「レミオロメン ゴールドメダルタオル」が抽選で888名に当たる応募パスワードが同梱されました。

本作でレミオロメンは『ミュージックステーション』に12回目の出演を果たし、オリコンチャートでは初登場6位を獲得。9作連続でのトップ10入りと月間チャート入りを記録しました。

収録曲について

1. もっと遠くへ [5:23]
作詞・作曲：藤巻亮太、編曲：レミオロメン、小林武史、ストリングスアレンジ：小林武史、四家卯大
フジテレビから『2008年北京オリンピック』のテーマソングとして書き下ろされた楽曲です。制作は2008年3月から開始されましたが、歌詞の完成に時間がかかり、発売直前にボーカルレコーディングが行われました。
歌詞には、重さや弱さ、恐れを受け入れながらも、さらに素晴らしいものを目指していくというメッセージが込められています。当初はアスリート目線での応援歌のような歌詞も検討されましたが、内容が薄くなることを懸念し、藤巻自身が気に入っていたAメロのフレーズから発展させる形で、アスリートが自己と向き合い新記録に挑戦する姿と、ミュージシャンがライブや楽曲制作を通して自己と向き合う感覚、そして日常生活で一歩を踏み出す勇気が共通しているという思いが込められています。

2. オーケストラ [4:48]
作詞・作曲：藤巻亮太、編曲：レミオロメン、小林武史
ライブで初対面の人々が出会い、喜びを分かち合う様子を歌った楽曲です。原曲は2007年に制作され、『TOUR 2008 “Wonderful & Beautiful”』を経て、アレンジと演奏が録り直されました。

3. 夏の日 [5:30]
作詞・作曲：藤巻亮太、編曲：レミオロメン、小林武史
アマチュア時代に制作された楽曲です。

参加ミュージシャン

レミオロメン
藤巻亮太：Vocal & Guitar
神宮司治：Drums
前田啓介：Bass
サポートミュージシャン
小林武史：Keyboards
四家卯大ストリングス：Strings (#1)
安達練：Computer Programmed

タイアップ

もっと遠くへ
フジテレビ系列スポーツ中継番組『2008年北京オリンピック』テーマソング
オーケストラ
日本コカ・コーラ『コカ・コーラオリンピック』CMソング

収録アルバム

風のクロマ (#1,2)
レミオベスト (#1)

カバー

藤巻亮太 - 2019年4月3日リリースの「RYOTA FUJIMAKI Acoustic Recordings 2000-2010」でセルフカバー。
* 埼玉西武ライオンズ'>[コバソロ]]＆衛藤美彩 - 2024年3月27日リリースのカバーアルバム『これくしょん4』収録。原曲は衛藤の夫である[[源田壮亮]が登場曲として使用。

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