やまぐち845

やまぐち845とは

「やまぐち845」（正式名称：情報維新!やまぐち845）は、日本の公共放送機関であるNHKの山口放送局が制作・放送している、山口県域を対象としたローカルニュース番組です。この番組は、平日夜間の情報番組枠において、一日の締めくくりとして山口県内の視聴者にその日の重要な出来事や地域に密着した情報を提供する役割を担っています。番組名の「845」は、放送開始時刻である夜8時45分に由来しており、これは全国各地のNHKがこの時間帯に放送する地域別のニュース番組に共通して用いられている命名規則です。

この番組は、NHK山口放送局の主要な地域報道番組シリーズである『情報維新!やまぐち』の一環としても位置づけられており、平日夕方に放送される同名のワイド番組や、週末・祝日夕方の『情報維新!やまぐち645』と共に、県内向けの重要な情報源となっています。地域に根差した視点から、県民生活に直結する情報を迅速かつ正確に伝えることを目指しています。

放送内容

「情報維新!やまぐち845」で主に放送される内容は、山口県内で発生した様々な出来事に関するニュース報道です。県政の動向、地域経済の動き、社会的な問題、文化やイベント情報、県民の暮らしに関わる身近な話題など、その日一日の県内の動きを幅広く、かつコンパクトにまとめて伝えます。特に、災害に関する情報や地域の安全・安心に関わるニュース、緊急性の高い情報などが重点的に取り上げられることがあります。

ニュース報道に加え、山口県内の詳細な気象情報も番組の重要な構成要素の一つです。最新の気象観測データや予報に基づいて、天気予報、気温、降水量、風などの情報が伝えられます。これにより、視聴者は翌日の天気や外出計画に役立てることができます。また、台風接近時や大雨、地震、津波などの際には、関連する警報や注意報、避難に関する情報なども速報として伝えられ、県民の防災意識向上にも寄与しています。

放送時間と休止について

「情報維新!やまぐち845」のレギュラー放送は、毎週月曜日から金曜日までの平日、夜の20時45分から21時00分までの15分間です（日本標準時、JST）。この時間帯に、一日のニュースや気象情報を集約して提供しています。

ただし、祝日および年末年始期間については、番組の放送体制が変更されます。原則として、祝日や年末年始（12月31日を除く）は「情報維新!やまぐち845」の放送は休止となります。これらの日には、NHK広島放送局から中国地方ブロック全体に向けた広域ニュースおよび気象情報が放送されます。この広域放送は、通常20時55分から21時00分までの5分間ですが、広域圏内の各県の情報を含んでいます。

特に12月31日（大晦日）については、全国的な特別編成が組まれるため、通常この時間に放送される中国地方向けの広域ニュース・気象情報自体も休止となります。したがって、大晦日は「情報維新!やまぐち845」が放送される予定の時間帯も休止となります。

キャスター

番組の進行役であるキャスターは、特定の人物が専任で担当するのではなく、NHK山口放送局に所属する複数のアナウンサーが交代で務めています。日によって担当するアナウンサーが変わるローテーション制が採用されています。これにより、局内の多様な人材が番組に携わり、視聴者に対して様々な視点からニュースや情報を伝えることが可能となっています。キャスターは、限られた放送時間の中で、ニュース原稿を正確に読み上げ、気象情報を分かりやすく伝えるなど、円滑な番組進行を担っています。

関連番組とシリーズ

「情報維新!やまぐち845」は、NHK山口放送局の地域情報番組シリーズ「情報維新!やまぐち」の一部です。このシリーズには、平日夕方のメインニュース・情報番組である『情報維新!やまぐち』や、週末・祝日の夕方ニュース『情報維新!やまぐち645』などがあり、これらが連携して山口県全域に向けた報道・情報提供を行っています。シリーズ名の「情報維新!やまぐち」は、地域に根差した情報発信を通じて山口県の「維新」を支えたいという意図が込められていると考えられます。

また、「ニュース845」という名称は、山口放送局だけでなく、全国各地のNHK地域放送局が同時刻に放送しているローカルニュース番組の総称としても使われています。例えば、広島放送局の「ひろしまニュース845」などがあり、各地域版がそれぞれの県域・地域ブロックのニュースを伝えています。これにより、全国的に統一された時間帯で、各地域の最新情報が提供される体制が構築されています。

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