やまだかつてないWink

やまだかつてないWink（やまだかつてないウィンク）は、フジテレビで放送されていた『邦ちゃんのやまだかつてないテレビ』に登場したユニットです。このユニットは、人気デュオであるWinkのパロディーとしてスタートし、通称「やまかつWink」として知られています。

メンバー構成

- 山田邦子：相田翔子役
- 横山知枝：鈴木早智子役

ユニットの起源

1989年、山田邦子はバラエティ番組『ものまねベスト10』にて、本家Winkの相田翔子のものまねを行ったことをきっかけに、このユニットの活動が始まりました。彼女は自身のものまねのレパートリーとして、相田翔子を加えました。また、『やまかつ』のレギュラー陣には音楽関係者が多く関わっていたことも影響し、さらに彼女自身がWinkの二人でものまねを行う新たな試みを提案しました。

彼女たちは番組内で『日本全国早智子を探せ』というコーナーを設け、一般視聴者から相方を募集し、ビデオオーディションの結果、横山知枝が選ばれることとなりました。

初登場と活動

やまだかつてないWinkは、1990年に『ものまねベスト5』のエピソード「ついに実現! 翔子と早智子のWink」で初めてパフォーマンスを行いました。この際、Winkのヒット曲「One Night In Heaven 〜真夜中のエンジェル〜」を披露しました。同年、本家Winkが特別ゲスト出演した際に「やまだかつてないWink」という名称が正式に使われ、彼女たちはWinkの名曲を交えたメドレーを披露しました。パフォーマンス中は「Wink」とだけ表記されることもありました。

1990年7月には「“T”intersection」でシングルデビューし、1991年2月には「さよならだけどさよならじゃない」をリリース。こちらは卒業ソングとして多くの人に愛され、彼女たちの代表曲となりました。そして、同年8月21日には日本武道館で開催された「やまかつin武道館」にも参加しました。

解散と再結成

しかし、その後新曲のリリースはなく、1992年3月に番組が終了するとともにユニットは解散しました。横山知枝はその後、ソロ活動に専念しました。2005年には、フジテレビの『デッドエイジ』内で13年半ぶりに再結成を果たしましたが、その前にも関西テレビや日本テレビの特番で何度か再結成の機会がありました。

ディスコグラフィ

シングル

1. “T”intersection ～あなたに戻れない～
作詞：山田邦子、作曲：MALTA、編曲：船山基紀 - 1990年7月21日
c/w：オリジナル・カラオケ
2. さよならだけどさよならじゃない
作詞：山田邦子、作曲：KAN、編曲：小林信吾 - 1991年2月21日
c/w：オリジナル・カラオケ

アルバム

- やまだかつてないCD - 1991年 3月21日
- やまだかつてないCASSETTE - 1991年 3月21日
- Myこれ! Lite 横山知枝/やまだかつてないWINK - 2010年 4月21日

このBCCDには、横山のソロ曲も収録されています。なお、ユニット名は「Wink」ではなく「WINK」となっている点も特徴的です。

やまだかつてないWink