やる気スイッチグループ

株式会社やる気スイッチグループの概要

株式会社やる気スイッチグループは、日本及び台湾で広範囲にわたって教育サービスを展開している企業です。代表的な事業には、個別指導の学習塾「スクールIE」や幼児向けの教室、それに子どもに特化した英会話スクール、英語を用いた学童保育などがあります。2020年2月のデータによると、国内外の教室の総数は約1,800に達しています。

この企業の社名は、創業者である松田正男氏の言葉「子どものやる気スイッチを入れる」に由来しています。1973年に個人塾としてスタートし、1989年に法人化。その後、個別指導形式に転換し、成長を続けてきました。2020年には、387億円という売上を記録し、教育業界のリーディングカンパニーとしての地位を確立しました。

エデュケーションモデルの多様性

やる気スイッチグループは、多様なブランドを持ち、さまざまな教育ニーズに応えるサービスを提供しています。「スクールIE」を始め、幼児教育に特化した「チャイルド・アイズ」、身体を動かすことを目的とした「忍者ナイン」、英会話に注力した「WinBe」、英語を用いた学童保育「Kids Duo」、そしてバイリンガル教育を行う「Kids Duo International」と「i Kids Star」など、合計7つのブランドを展開しています。

2020年にはさらに、「プログラミング教育 HALLO powered by Playgram x やる気スイッチ™」や「思考力ラボ」、「英語みらいラボ 能見台」といった新しい学習サービスを始め、教育のさらなる魅力を引き出しています。これにより、一貫した教育方針のもとで、年齢やニーズに応じた多様なプログラムが提供されています。

企業の歴史

企業の歴史は1989年に遡ります。同年の11月、松田正男氏が千葉県君津市で「スクールIE」を開設し、教育事業の幕が開きました。その後、1997年にはフランチャイズのモデルを開始し、2000年には英会話スクール「WinBe」を設立しました。2001年には幼児教育プログラム「チャイルド・アイズ」を加え、継続的に事業を拡大していきます。

2008年には台湾に合弁会社を設立し、国際的な展開を強化。2013年には教室数が1,000校に達し、さらに2014年に社名を「株式会社やる気スイッチグループホールディングス」に改称しました。2017年には大手私募投資ファンドのアドバンテッジパートナーズに全株を買収され、さらに成長を続けています。

拠点と関連企業

本社は東京都中央区にあり、さらに西日本支社が神戸に位置しています。また、グループ企業にはやる気スイッチグループホールディングスや子会社のやる気スイッチキャリア、YPスイッチなど、さまざまな関連会社が存在し、広範なネットワークを形成しています。

教育の質を向上させる様々な試みを続けるやる気スイッチグループは、これからも教育現場における革新を追求していくことでしょう。その目的の一つは、少子化が進行する中で、子どもたちが持つ可能性を最大限に引き出すことにあります。

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