ゆらり

舞台作品『ゆらり』と映画化

西条みつとし氏による舞台作品『ゆらり』は、2013年11月に劇団TAIYO MAGIC FILMにより東京・中目黒で初演されました。アキラ100％さんをはじめとする個性豊かなキャスト陣と、西条氏自身による脚本・演出が相まって好評を博し、2015年には再演、2000名以上の観客を動員する人気作となりました。

舞台『ゆらり』は、家族の絆や、過去への後悔、そして未来への希望といった普遍的なテーマを繊細に描き出しています。具体的なあらすじは公開されていませんが、登場人物たちの複雑な感情の揺らぎと、それらが織りなす人間模様が魅力となっています。

舞台『ゆらり』：キャストとスタッフ

2013年公演と2015年公演で、一部異なるキャストが出演しました。両公演共に、実力派俳優陣がそれぞれの役柄を熱演し、舞台に深みを与えています。

2013年公演 キャスト:
アキラ100％
石川賢二
菊池敏弘
菊地裕子
小築舞衣
諏訪井モニカ
土屋史子
堤匡孝
中村涼子
野中美智子
原裕太
山口景子
吉岡実優羽
米本千晴

2015年公演 キャスト:
結木智咲
由地慶伍
吉岡実優羽
アキラ100％
岩﨑大（劇団スタジオライフ）
長田奈麻（ナイロン100℃）
長内映里香
蔭山浩美
杵渕はな（はなしょー）
久野みずき
小築舞衣
佐藤美貴
杉本美保
たむらがはく（気晴らしBOYZ）
友倉由美子
東松史子
細田香菜（劇団太陽マジック）
真山勇樹
宮川智司
桃瀬美咲

スタッフ（両公演共通）:
脚本・演出：西条みつとし

スタッフ（2013年公演）:
舞台監督：西山みのり
舞台美術：秋友久実
照明：尾崎純子
音響：遠地砂記子
音楽協力：山崎良明・岡部直弥
宣伝デザイン：ＫＡＧＥＣＨＩＹＯ
宣伝写真：臼井迅
制作協力：小野智美・村上亮
主催・企画：劇団太陽マジック

スタッフ（2015年公演）:
舞台監督：清水義幸（カフンタ）
美術：江連亜花里
照明：赤田智宏（ALOP）
音響操作：大堀巴瑠花(predawn)
チラシデザイン：ＫＡＧＥＣＨＩＹＯ (スターダストプロモーション)
チラシ写真：西条みつとし
記録撮影：植木靖夫 (キロックムービー)
演出助手：松岡努
制作：宮田聖（劇団太陽マジック）
制作協力：小野智美（Office smc）
協力プロデューサー：槇和美
企画・製作：劇団太陽マジック

映画『ゆらり』

舞台『ゆらり』を原作とした映画が、2017年11月4日に公開されました。監督は横尾初喜氏、主演は岡野真也氏と内山理名氏です。石川県の海沿いの民宿を舞台に、家族の絆を取り戻していく物語が、現在・未来・過去の3つの時間軸を交錯させながら展開されます。

映画『ゆらり』では、舞台版とは異なるキャストが起用され、新たな魅力が加えられています。また、舞台版では明かされなかった詳細な設定や登場人物たちの背景、そしてより深い人間関係が描かれています。

映画『ゆらり』：あらすじ

映画『ゆらり』は、現在、未来、過去の三つの時間軸で物語が展開します。

現在:石川県能登島の民宿「赤木箱」で、母親と娘、そして宿泊客たちの交流を通して、家族のすれ違いや過去のトラウマが浮き彫りになります。狂言誘拐という突飛な出来事をきっかけに、登場人物たちの感情が複雑に絡み合っていきます。

未来:シングルマザーとなった娘、ゆかりとその息子、青空の日常が描かれます。ゆかりは病気を患い、息子との関係に葛藤を抱えています。「神様からの手紙」という架空のやり取りを通して、母子の絆が試されます。

過去:8年前の「赤木箱」。凛香は女優の夢を諦め、実家に戻ってきますが、母との関係はぎくしゃくしています。友人たちとの再会と不思議なリモコンの発見を通して、過去に起こった出来事とその影響が明らかになっていきます。

映画『ゆらり』：キャストとスタッフ

映画版では、舞台版とは異なる豪華キャスト陣が出演しています。

キャスト:
泉凛香：岡野真也
玉垣瞳：萩原みのり（幼少期：加藤碧唯）
泉孝介：山中崇
泉ゆかり：筧礼
高山直人：戸次重幸
保科：遠藤久美子
「赤木箱」の宿泊客：夏緒
長谷川：大橋彰（アキラ100％）
高山の職場の同僚：樹原ゆり
木下ゆかり：内山理名
木下正樹：平山浩行（超特急）
青空：高橋幸聖
「ひだまり園」の先生：青木さやか
高崎幸雄：渡辺いっけい
高崎美和：鶴田真由
高崎凛香：岡野真也
高山直人の会社の後輩：寿大聡
琴美：小築舞衣
健太郎：弥尋
瞳の母：東松史子
瞳：加藤碧唯

スタッフ:
監督：横尾初喜
原作・脚本：西条みつとし
音楽：今井了介
主題歌：ハルカトミユキ
エグゼクティブプロデューサー：森田篤
プロデューサー：半田健、槇和美、前田利洋
撮影：江森太一
照明：阿部良平
録音：加藤大和
美術：小栗綾介
衣装：照井真純
ヘアメイク：田鍋知佳
編集：鈴木理
助監督：戸塚寛人
制作担当：秋元一富
アシスタントプロデューサー：津島彩乃
配給：ベストブレーン

『ゆらり』は、舞台と映画、それぞれの表現方法によって異なる魅力を放つ作品です。家族の絆、過去のトラウマ、そして未来への希望といった普遍的なテーマは、多くの観客の共感を呼びました。

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