よくみよう

『よくみよう』について

『よくみよう』は、1966年4月8日から1972年3月17日まで、NHK教育テレビジョンの『幼稚園・保育所の時間』として放送されていた教育番組です。本番組は、幼児が動植物や道具、器具など、広い範囲の「自然」に対して興味を抱くことを目的としていました。このようなテーマは、子どもたちに様々な科学的な知識を自然に学ばせる大切なステップとなり、教育現場においても重宝されました。

番組の内容

『よくみよう』は主に自然科学分野を取り扱う教育番組でしたが、数量や図形に関する3分間のコーナーも設置されており、子どもたちが数や形の概念を理解する手助けも行っていました。このように、多角的に学べる内容が詰まった本番組は、子どもたちにとって非常に刺激的なものであったと考えられます。自然について知識を深めるだけでなく、日常生活でも役立つ思考力や観察力を養うことが目的でした。

番組が終了した後、自然科学に特化した後継番組として『みんなのせかい』が、数量に特化した後継番組として『びっくりばこドン』がそれぞれスタートしました。これにより、『よくみよう』で培った学びの延長線上で、更なる学習が行える環境が整えられました。

放送時間

本番組は日本標準時で金曜日の午前中に放送され、時期によって放送時間が異なりました。

• - 1966年4月8日から1969年3月14日までは、10:40から10:59の間に放送され、その後の再放送も同じ時間帯で行われました。
• - その後、1969年4月11日から1972年3月17日までは、10:30から10:45に新たに枠を移し、同様に1972年3月31日の再放送もこの時間帯で実施されていました。

出演者とスタッフ

『よくみよう』には様々な出演者が関わりました。初年度の1966年度には梓欣造、1967年度には福沢富夫、続いて1968年度には三浦威が担当し、1968年度から1971年度には和田一壮が出演しました。こうした出演者たちは、幼児が理解しやすいように、自然科学を分かりやすく伝える重要な役割を果たしました。

スタッフには、中川李枝子、吉原順平、竹本員子が構成を担当し、音楽は小川睦明や福田和禾子などが手がけました。これらのプロフェッショナルたちの協力によって番組は成り立っていたのです。

このように、『よくみよう』は幼児教育の重要な一環として、多くの子どもたちに愛され続けました。自然科学の学びを通じて、知的探索心や好奇心を育むための大切なメディアとして位置付けられているのです。

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