よみうりテレビ制作昼の帯ドラマ

よみうりテレビ制作昼の帯ドラマ

『よみうりテレビ制作昼の帯ドラマ』は、読売テレビが制作し、日本テレビ系列で放送された昼ドラマの放送枠です。1965年10月4日から1968年8月23日、そして1977年10月31日から1978年3月31日の2期にわたって放送されました。

概要

この枠は、日本テレビの13時台における3番目の昼ドラマ枠として位置づけられ、一貫して読売テレビが制作を担当しました。当初は1年間の長期作品が中心でしたが、後に3ヶ月ごとのサイクルへと変更されました。制作は全て外部のテレビ映画会社に委託され、国際放映、松竹、大映テレビ室、日本電波映画などが制作に携わりました。

しかし、シリーズはわずか3年弱、計8本で一旦終了し、その後は『奥さま寄席』（第2期）→『奥さま娯楽室』→『ライオンお笑いネットワーク』といった、読売テレビ制作の帯演芸番組が継続されました。

9年以上の期間を経て、1977年10月には枠を25分に拡大し、『うどん一代』で帯ドラマが半年間復活しましたが、その後は続かず、読売テレビが再び帯ドラマを手がけるのは、『うどん一代』終了から8年後の『花いちばん』となります。

放送作品一覧

第1期（15分枠時代）

1965年
長流（1965年10月4日～1966年9月30日）
1966年
女の旅路（1966年10月3日～12月30日）
1967年
美貌の影（1967年1月2日～6月30日）
おんな川（1967年7月3日～10月27日）
朝も夜も（1967年10月30日～12月29日）
1968年
悪妻なれど（1968年1月8日～3月1日）
女ゆえに（1968年3月4日～5月3日）
犯人を捜せ!（1968年5月6日～8月23日）

第2期（25分枠時代）

1977年
うどん一代（1977年10月31日 - 1978年3月31日）

提供

『女の旅路』までは笹岡薬品が全曜日一社提供していましたが、『美貌の影』以降は松下電器産業（現：パナソニック）が全曜日一社提供となりました。

『うどん一代』は『愛のサスペンス劇場』・『女の劇場』と同様、花王石鹸（現：花王）の一社提供でしたが、これを以て『愛のサスペンス』時代から続いたNTV花王提供の昼ドラは終了しました。

備考

プロ野球日本シリーズの中継を行う際は、他の昼ドラと同様に15時台に繰り下げるといった臨時枠移動を行うことがありました。

参考文献

日本放送協会総合放送文化研究所放送学研究部 編『午後の時間帯 : 東京6局テレビ番組表』日本放送出版協会、1981年3月25日、91 - 92頁。
日本テレビ放送網株式会社社史編纂室 編『大衆とともに25年 沿革史』日本テレビ放送網、1978年8月28日、464 - 476頁。
* テレビドラマデータベース

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