らいげい (潜水艦)

海上自衛隊 潜水艦「らいげい」（SS-516）

「らいげい」（JS Raigei, SS-516）は、海上自衛隊が保有するたいげい型潜水艦の4番艦です。艦名は「雷鯨」と表記され、これは海上自衛隊の艦艇としては初の命名となります。本艦は、女性乗員のための専用居住区を設けるなど、乗員の居住性にも配慮した設計となっています。

艦艇概要

「らいげい」は、従来の潜水艦から様々な面で進化を遂げています。特に、機関には新型の川崎12V 25/31型ディーゼル機関が初めて採用され、静粛性と推進性能の向上が図られています。なお、本記事では主に「らいげい」の艦歴について焦点を当てるため、性能や装備等の詳細については、たいげい型潜水艦の記事をご参照ください。

艦歴

「らいげい」は、中期防衛力整備計画（31中期防）に基づき、令和2年度計画3000トン型潜水艦8131号艦として川崎重工業神戸工場で建造されました。以下に、その主な艦歴をまとめます。

2021年3月26日: 川崎重工業神戸工場にて起工。
2023年10月17日: 同工場にて命名・進水式が挙行。「らいげい」と命名。
* 2025年3月6日: 艤装と各種試験を完了後、就役。第1潜水隊群第1潜水隊に編入され、呉基地に配備。

特記事項

「らいげい」は、女性自衛官がより働きやすい環境を整備するため、1～3番艦と同様に、女性乗員最大6名が居住可能な専用区画が設けられています。これにより、男女問わず能力を最大限に発揮できる職場環境が実現されています。

歴代艦長

歴代艦長については、現在情報収集中です。詳細が判明次第、追記いたします。

まとめ

「らいげい」は、海上自衛隊の潜水艦戦力の中核を担う一隻として、今後の活躍が期待されています。静粛性の高い新型ディーゼル機関の採用や、女性乗員の居住環境への配慮など、最新技術と多様性を重視した設計が特徴です。今後の動向に注目が集まります。

もう一度検索