わが民族同士

わが民族同士の概要

「わが民族同士」は、北朝鮮の対外向け公式ウェブサイトであり、朝鮮民主主義人民共和国の祖国平和統一委員会によって運営されています。このサイトは、南朝鮮（韓国）への宣伝を目的としたメディアとして位置づけられており、朝鮮語記事を多数掲載しています。近年では、対南宣伝メディアや対外宣伝サイトとしても知られています。

特徴と機能

「わが民族同士」には、朝鮮語の記事のほかに、英語、ロシア語、中国語、日本語も用意されており、国際的な情報発信を意図しています。また、SNSとの連携を強化している点が特徴的で、Twitter、Facebook、Evernote、reddit、LinkedInなど、多岐にわたるプラットフォームにシェアするためのボタンが設置されています。これにより、さまざまなユーザーが簡単に情報を拡散できる環境が整えられています。

最新の状況

しかし、2024年1月14日のハンギョレの報道によれば、「わが民族同士」は2024年1月11日以降、ホームページへのアクセスができなくなっているとされます。具体的な公式発表はなく、詳細については不明ですが、国内メディアでは他の対韓国向けネットメディアも同様にアクセスができないことから、北朝鮮当局による何らかの措置が行われた可能性が考えられています。

閉鎖の背景

ハンギョレの報道によると、今回のアクセス不能は、対南工作に関わる機関の改編や整理に起因している可能性があります。北朝鮮の対南政策に関連するサイトが閉鎖されることは、国際的な関係や情報戦の中で特に注目される事象です。そのため、後続の動向や公式なアナウンスが待たれる状況です。

まとめ

「わが民族同士」は、北朝鮮の対外宣伝を担う重要な役割を果たしてきましたが、現在そのアクセスが制限されていることは、情報の自由な流通に対する新たな障壁を示しています。北朝鮮では政府の方針の変化がもたらす影響が大きく、今後の展開に目が離せません。

もう一度検索