アイドルはウーニャニャの件

アイドルはウーニャニャの件

「アイドルはウーニャニャの件」は、日本の人気女性アイドルグループAKB48およびその関連グループから成るユニット「ニャーKB with ツチノコパンダ」が発表した楽曲です。この曲は、秋元康が作詞と音楽プロデュースを手掛け、作曲を菊谷知樹が行っています。このシングルは2015年4月8日にエイベックス・ピクチャーズからリリースされました。

背景とリリースの経緯

「ニャーKB48」という架空アイドルグループは、テレビ東京系のアニメ「妖怪ウォッチ」に登場し、AKB48のパロディとして描かれていました。このキャラクターは、2014年1月15日に放送された「妖怪ウォッチ」の第2話で初めて登場し、以降のエピソードでも、この設定が秩序立てられていきます。特に、妖怪・バクロ婆に取り憑かれたジバニャンが、AKB48のファンであることを公言するシーンが印象的です。

その後、2014年12月16日にTOKYO DOME CITY HALLで行われた『第4回AKB48紅白対抗歌合戦』において、ユニットが正式に結成されたことが発表され、この場で楽曲が初めて披露されました。当初は楽曲名が設定されていませんでしたが、2015年1月9日には『妖怪ウォッチ』の第51話でエンディングテーマとして使用されることになりました。

振り付けは有名振付師のラッキィ池田によって手掛けられており、その後、2016年1月20日に発売されたアルバム「妖怪ウォッチ ミュージックベスト 〜ファーストシーズン〜」にも収録されています。さらに、アニメのゲーム版においても、楽曲に合わせたリズムゲームが実装されるなど、多岐にわたるメディアでの展開が見られました。

音楽スタイルと歌詞のテーマ

音楽的にはキャッチーなポップチューンに仕上げられており、アイドルらしい軽快さを持っていますが、一方で歌詞内容はアイドルのスキャンダルやネット上の炎上といった、かなりシリアスなテーマを扱っています。この歌は、アイドルとして活動することの難しさや、普通の女の子としての生活の狭間で揺れ動く心情を表現しています。特に、島崎遥香はこの歌詞が自身の経験に照らし合わせて非常に共感できるものだと語っています。

メディアでの活用

「アイドルはウーニャニャの件」は、アニメ『妖怪ウォッチ』の第51話から67話にかけてのエンディングテーマとして使用されました。また、アニメ内の挿入歌としても展開され、さらに、ニンテンドー3DSやWii U向けのゲーム、さらにはアプリの中でも楽曲が利用されています。

ニャーKB with ツチノコパンダ

ユニット「ニャーKB with ツチノコパンダ」は、7人編成で、中心メンバーとして島崎遥香、松井珠理奈、宮脇咲良が「トリプルセンター」に立っています。メンバーは、猫耳を付けた黒色の衣装を身にまとい、四つ葉のクローバーをあしらった王冠をかぶり、ツチノコパンダの妖怪メダルを取り入れたデザインとなっています。このユニットは固定メンバーでの活動を基本としていましたが、2015年6月27日に放送された『音楽の日』ではサポメンバーが登場する場面もありました。

2022年の時点で全メンバーはAKBグループから卒業していますが、彼らの楽曲は今もアニメ内で使われ続けています。

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