アイパー滝沢

アイパー滝沢：独特の芸風と波乱万丈な経歴を持つお笑い芸人

アイパー滝沢（本名：滝沢敦史、1974年9月18日生まれ）は、埼玉県出身のお笑い芸人です。吉本興業東京本社所属で、東京NSC9期生としてキャリアをスタートさせました。埼玉県立児玉白楊高等学校（旧・児玉農工高等学校）中退という経歴を持ち、血液型はB型です。

NSC入学からコンビ結成、そして解散へ

当初は大阪NSCへの入学を目指していましたが、経済的な事情から東京NSCに入学。2005年から2017年まで、望月リョーマ（望月遼馬）とのコンビ「えんにち」として活動し、M-1グランプリにも出場経験があります。2021年には、元トンファーのりゅーじと新コンビ「チャッピー。」を結成。この時、NSC入学時に5歳サバ読みしていたことを告白し話題となりました。しかし、2023年9月、自身のブログで同年9月24日をもって「チャッピー。」が解散したことを発表しました。

極道風替え歌と意外な一面

アイパー滝沢の芸風は、童謡や子供向けアニメの替え歌を織り交ぜた極道ネタが特徴です。替え歌の中に放送禁止用語と思われる言葉が登場する際は、自ら「ホンホン」というハミングで隠すというユニークなスタイルも持ち味。さらに、矢沢永吉のものまねも得意としています。近年では、テレビ出演時には「Vシネマ好き」という新たな側面もアピールしています。代表的な替え歌には、「一本でも日本刀（いっぽんでもにんじん）」、「大きな組の下っ端で（大きな栗の木の下で）」などがあります。

歌舞伎町の床屋と編み物教室

アイパー滝沢は、月に一度、歌舞伎町の床屋で髪を刈っています。この床屋は「本職」ばかりが客という独特の雰囲気で、そこで得た情報や話をネタに取り入れることも。また、爆笑オンエアバトルの石川県での収録時には、自宅でセットした髪型でそのまま出演したというエピソードも残っています。

意外な一面として、趣味は編み物です。近所の人たちを対象に編み物教室を開いており、2015年にはホビー大賞ユニーク賞を受賞。2019年現在は手芸糸メーカー、ハマナカ株式会社から毛糸の提供を受けているとのことです。

テレビ出演と現在の活動

アイパー滝沢は、数々のテレビ番組に出演してきました。「初詣!爆笑ヒットパレード」、「爆笑レッドカーペット」、「笑っていいとも!」などの人気番組への出演経験があります。また、2004年にはテレビ朝日「銭形金太郎」に“ビンボーさん”として出演。当時、月収9万円のガソリンスタンドアルバイトをしながら、アイロンでパーマを当てていたことから「アイパー」を名乗るようになったというエピソードも有名です。

現在もラジオ番組「アイパー滝沢のホゥ!リーナイト・フィーバー」、「よしもと5じ6じラジオ」などに出演し、精力的に活動しています。過去にはドラマにも出演するなど、その活動は多岐にわたります。

波乱に満ちた芸人人生

アイパー滝沢の人生は、お笑い芸人としての活動だけでなく、様々なエピソードに彩られています。歌舞伎町でヤクザに追いかけられた経験や、経済的な苦境を乗り越え、現在もなお第一線で活躍し続ける姿は、多くの人々に勇気を与えるものです。彼の今後の活躍にも期待が高まります。

もう一度検索