アイムエンタープライズとは？意味をやさしく解説

株式会社アイムエンタープライズ

概要

株式会社アイムエンタープライズ（英: I'm Enterprise Inc.、略称: アイム）は、日本の声優を中心にマネジメントを行う芸能事務所です。日本芸能マネージメント事業者協会および日本声優事業社協議会の会員でもあります。

歴史

アイムエンタープライズは1984年に設立されたアーツビジョンのグループプロダクションとして、1993年 6月22日に独自法人として設立されました。当初はグループの社長であった松田咲實が代表[[取締役]]社長を兼任し、声優のマネジメントや育成、イベントの企画・制作、キャスティングコーディネイトなどを行っていました。

事務所はその後も成長を続け、1998年には「澪クリエーション」、2000年には「クレイジーボックス」、2007年には「ヴィムス」、2015年には「アライズプロジェクト」といったグループプロダクションが設立されました。また、関連会社として1990年に設立された「日本ナレーション演技研究所」も存在します。

アイムエンタープライズは2002年6月に公式ファンクラブ「『あい夢のおもちゃ箱』」を設立しましたが、2007年に解散しました。さらに、所属声優の個別ファンクラブも設置しており、2003年には山本麻里安さんの「まりあ牧場」、2005年には中原麻衣さんの「マーブル＊スコープ」がそれにあたります。

2005年6月、8周年を記念して「アイム祭」というイベントが日本教育会館一ツ橋ホールで開催されました。これらの活動を通じて、声優ファンとの繋がりを大切にしてきました。

事件と再生

しかし、事務所の歴史には困難な時期もありました。2006年12月、松田咲實が16歳のオーディション受講者に対して不適切な行為を行ったという事件が発生。在宅する松田は翌年4月に逮捕され、最終的には不起訴処分となりましたが、事務所内には多くの影響を及ぼしました。これを受けて、アイムは5月29日に臨時取締役会を開き、松田の辞任を発表。新たに江崎加子男が代表[[取締役]]に就任することとなりました。以降、事務所は再び日本芸能マネージメント事業者協会および日本声優事業社協議会に加盟しました。

近年の活動

近年では、2020年4月にYouTubeチャンネル「ぶかちゅ〜部TV」を開設し、所属声優たちの趣味や特技を紹介した動画を公開しています。また、全国的に展開する商品として、2020年10月にはアサヒグループ食品と共同開発した「うるおいボイスのど飴」を発売しました。この商品は、所属声優39人にインタビューを行いながら、味やパッケージ、ネーミングを共同で決定しています。

所属声優

2024年6月時点での声優の所属状況には、活動を続けている声優の他に、かつて在籍していた声優たちもいます。男性声優、女性声優ともに多岐にわたる人材が揃っており、各自が独自の道を歩んでいます。