アクアキャンディー

お笑いコンビ アクアキャンディー：個性際立つ二人の軌跡と解散

2019年9月に結成され、2022年2月18日に解散したお笑いコンビ、アクアキャンディー。タイタン所属の石井康平と佐野寛という、対照的な魅力を持つ二人の芸人によって構成されたユニットは、短い活動期間ながらも、多くのファンを獲得しました。

メンバー紹介：石井康平

1992年生まれ、神奈川県横浜市出身の石井康平は、星槎国際高等学校卒業。幼少期から中高生時代にかけて不登校を経験し、その経験を綴った電子書籍『不登校芸人の夜ふけ』（2021年8月3日発売、代官山ブックス）を出版しています。

ゲームや自由律俳句を趣味とし、槇原敬之の楽曲をイントロや歌詞の一部だけで判別できるという特技を持つ一方、辛いものを平然と食べたり、人の目に付かないように行動したり、おばさんに好かれるなど、独特のスキルも持ち合わせています。

芸人としてのキャリアは長く、スクールJCA22期出身で、かつてはプロダクション人力舎に所属。加賀谷秀明（現・フタリシズカ）とのコンビ「アクアプラス」を経て、こじま観光、坂本No.1（現・TCクラクション）とコンビを組んだ後、タイタンの学校を経てアクアキャンディーを結成しました。

メンバー紹介：佐野寛

1996年生まれ、静岡県静岡市清水区出身の佐野寛は、静岡県立清水東高等学校と関西学院大学社会学部を卒業。趣味は『3年B組金八先生』（特に5〜7シリーズ）、散歩、スポーツ観戦（サッカー日本代表戦、高校野球）と多岐に渡ります。

特技は「金八占い」や作文（1000字以上の長文作成）、競馬解説（競馬初心者にも分かりやすく説明できる）と、ユニークな才能を発揮。爆笑問題の田中裕二に影響を受け、タイタン競馬部にも所属し、ダニエルズ、川合亮太（シティホテル3号室）、ヱビス神らと交流しています。

座右の銘は「1ミリでもやりたいと思ったらやってみること」。大学時代は放送作家を目指していましたが、パフォーマーとしての夢も諦めきれず、芸人を志し、内定を全て断ってこの道へ進みました。

アクアキャンディー解散後は、オーニシリョーガ（元クレソン）と「クニ」を結成、その後「バターヤング」に改名し活動を継続しています。

アクアキャンディーの芸風と活動

アクアキャンディーは主にコントを披露していました。タイタンの若手芸人ライブ「TITAN LIVE Pandora」では、観客投票で最も多くの票を獲得した経験もあります。M-1グランプリにも出場し、漫才にも挑戦するなど、幅広い活動を見せていました。

テレビ出演としては、佐野寛が「全力！脱力タイムズ」（フジテレビ）や「水曜日のダウンタウン」（TBSテレビ）に出演しています。

解散と今後の活動

2022年2月15日、双方のTwitterアカウントで解散が発表されました。同月18日に行われた「TITAN LIVE Pandora」が、アクアキャンディーとしての最後の舞台となりました。解散後、石井康平の今後の活動は未定ですが、佐野寛は「バターヤング」として活動を継続しています。

アクアキャンディーは、短い活動期間ながらも、個性豊かな二人の芸風と、それぞれの持ち味を生かした活動で、多くのファンを魅了しました。二人の今後の活躍にも期待が高まります。

もう一度検索