アクロバットミッション

アクロバットミッション

『アクロバットミッション』は、1991年にUPLが開発し、タイトーからアーケードゲームとして発売された縦スクロールシューティングゲームです。プレイヤーはJET機（1P側、白い機体）またはNOVA機（2P側、赤い機体）を操作し、火星に移住した人類に対して攻撃を仕掛けてきた謎の敵を倒すという「アクロバットミッション」を遂行することが目的です。1992年にはスーパーファミコンに移植され、テイチクより発売されました。

ゲーム内容

システム

8方向レバーで自機を操作し、ボタン1でショットを連射します。ショットボタンを一定時間押し続けることで、敵弾を消去できるシャインスパークを発射できます（初期段階のショットでは使用不可）。ボタン2でボムを発動します。

全5面の1周エンドで、背景や敵に接触してもミスにはならず弾かれるのみですが、敵弾に被弾するとミスとなります。被弾するとカウントダウンが始まり、自機が制御不能になりますが、レバーで若干の操作は可能です。カウントが0になると自機は爆発し、飛び散った破片で敵にダメージを与えることができます。

自機の移動開始時、移動方向と逆方向に噴射されるバーナーにはショット1発分の攻撃力があり、これで敵を倒すと得点が2倍になります。

アイテム

HURRICANE：自機の周りを一周してから正面に発射されるショット。シャインスパークは、一定時間自機が光球を纏い、その後正面に発射される。全4段階。
WAVE：自機の前方に扇状にショットを発射。シャインスパークは、扇状のレーザーを発射。全4段階。
BOMB：ボムが自機の両サイドに1発ずつ、計2発まで装着される。ボムボタンを押すか、ボムが被弾するとその場で発動。ボム発動中でも自機は無敵にはならない。
ボーナスキャラ：特定のオブジェクトに隠れており、破壊すると出現。取得すると得点が入る。

ミスをしても、ショットは1段階パワーダウンするだけです。

設定

ストーリー

西暦2100年、地球は環境破壊により人が住めなくなり、環境回復をバイオコンピューターに委ねて人類は火星へと移住しました。それから半世紀後、謎の敵の襲撃を受けた人類は反撃を決意します。その困難な任務が「アクロバットミッション」と呼ばれました。

ステージ構成

1. 火星・地上
2. 衛星軌道上～敵機械惑星へ
3. 機械惑星地表
4. 機械惑星内部・チューブ状ステージ
5. 敵メインコンピューター

移植版

スーパーファミコン版が発売されています。

スタッフ

アーケード版

ゲーム・デザイン：金子むつお
プログラム：新井利男
グラフィック・デザイン：神菊かおる、青山きんや、金子むつお、富沢みのる
サウンド：長島義夫、西川ひろし
スペシャル・サンクス：國京健一、吉岡みつお、藤井恵、しばさきいちろう、藤沢勉

スーパーファミコン版

プロデューサー：北尾隆義
ディレクター：みきなおや
メイン・プログラマー：さいきあきひと
サブ・プログラマー：ながやたかひこ
デザイナー：あさだともこ
サウンド・プログラム：DON（森彰彦）
サウンド・ディレクター：やましたとも
* スペシャル・サンクス：そときばひろやす、TANAKA FAMILY、Dr.NADAKA

評価

スーパーファミコン版は、ゲーム雑誌などで評価が分かれました。オリジナリティやゲーム性、グラフィックについては否定的な意見もありましたが、難易度設定やコンティニュー機能など、初心者でも楽しめる要素がある点は評価されました。

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