アサシン クリード ユニティ

アサシン クリード ユニティ

『アサシン クリード ユニティ』は、ユービーアイソフトによって2014年に発売されたゲームで、アサシン クリードシリーズの8作目にあたります。この作品は、2013年にリリースされた『アサシン クリード IV ブラック フラッグ』の直接の続編であり、同日に発売された『アサシン クリード ローグ』ともストーリーが関連しています。主な舞台はフランス革命の真っ只中で、プレイヤーはこの激動の時代のパリを舞台に、主人公アルノ・ドリアンの視点から物語を進めていきます。

ゲームの概要とプレイスタイル

本作のゲームプレイは、既存の三人称視点でのワールド探査を基本としつつ、新たに戦闘、パルクール、ステルスシステムが刷新されています。特にマルチプレイモードでは、シリーズ初となる協力プレイ機能が導入され、他のプレイヤーと共にストーリーやワールドマップを探索できます。一方で、ストーリーの現代パートは前作までとは異なり、プレイヤーが操作することはなく、全編を通じてムービーのみとなっていることが特徴です。

ストーリーの内容

物語は2014年にアブスターゴ社が開発したコンシューマ型アニムス「ヘリックス」のプレイから始まります。プレイヤーは、「ジャック・ド・モレーの悲劇」という悲劇的なストーリーを体験します。この中で、騎士団は秘宝を死守するも、裏切りによって全滅し、ド・モレーが処刑される様子が描かれます。プレイヤーは、アサシン教団の一員を名乗るビショップによって、ヘリックスを通じて歴史を操作しようとするテンプル騎士団の陰謀を暴くように促されます。そして、アルノ・ドリアンの記憶を追体験することになります。

その後、アルノは幼少期に父を殺された後、デ・ラ・セール家に引き取られ、彼の人生は波乱に満ちたものとなります。彼は、革命へと突入するフランスの中で多くの困難に直面し、仲間や恋人エリスとの運命的な出会い、そして別れを経験します。テンプル騎士団やアサシン教団との対立の中で、アルノは父の仇を討とうと決意し、アサシン教団に足を踏み入れることになります。

物語が進むにつれて、アルノはエリスとの再会や、父の死の真相を探るための冒険を続け、様々なキャラクターとの出会いや対立を経て成長していきます。1792年には、パリ・コミューンによる混乱の中で、アルノの運命はさらに大きく動きます。彼は自らの信念に基づき、アサシンとしての役割を果たそうと奮闘します。

主な登場人物

アルノ・ドリアンは本作の主人公で、彼の過去や性格、数々の葛藤が物語の中心となります。彼の過去には、父の死、恋人との関係の変化、そして教団内での立場など、さまざまな要素が絡み合っています。彼に深い影響を与えるキャラクターとして、エリス・デ・ラ・セールも重要な役割を果たします。彼女はアルノにとっての愛であり、運命を共にする存在です。

リリースと影響

『アサシン クリード ユニティ』は、発売初期に多くの不具合が報告されたことで話題となりましたが、その後、ユービーアイソフトはパッチを配信し、購入者に対する無償提供などが行われました。また、ノートルダム大聖堂の火災を受けて、大聖堂を再現したいという思いから本作が配布されるなど、独自のアプローチでも注目を集めました。

このように、『アサシン クリード ユニティ』は歴史を背景にした重要な作品であり、プレイヤーに様々な感情と体験を提供しています。

もう一度検索