アダルベルト・モンデシー

アダルベルト・モンデシーについて

アダルベルト・モンデシー（Raúl Adalberto Mondesí）は、1995年7月27日にアメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスで誕生しました。彼はドミニカ共和国で育った内野手であり、プロ野球選手として現在フリーエージェント（FA）として活動しています。モンデシーは、元プロ野球選手の父ラウル・モンデシーの息子であり、兄も同系列の選手でした。

プロ入りとロイヤルズ時代

モンデシーは2011年7月27日、16歳の誕生日にカンザスシティ・ロイヤルズと契約し、プロ入りを果たしました。2012年にはルーキーリーグのアイダホフォールズ・チュカーズでプロデビューし、50試合に出場して打率.290、3本塁打、30打点、11盗塁を残しました。

その翌年の2013年にはA級レキシントン・レジェンズに所属し、125試合で打率.261、7本塁打、47打点、24盗塁を記録。続いて2014年はウィルミントン・ブルーロックスでプレーし、110試合中打率.211、8本塁打、33打点、17盗塁をマークしました。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、ピオリア・ハベリーナズで経験を積みました。

2015年はAA級ノースウエストアーカンソー・ナチュラルズに移り、81試合出場で打率.243、6本塁打、33打点、19盗塁を記録しました。同年にはオールスター・フューチャーズゲームにも選ばれ、レギュラーシーズン終了後、ワールドシリーズに進出したロイヤルズにロースター入り。モンデシーは史上初めてワールドシリーズでメジャーデビューを果たしました。

2016年には開幕からAAでプレーしていましたが、5月に筋肉増強剤の検査で出場停止処分を受け、復帰後7月26日にメジャー公式戦初出場を果たしました。

批評の多かった打撃も徐々に改善され、2018年には名前をアダルベルト・モンデシーに変更。メジャー昇格後、75試合で打率.276、14本塁打、37打点、32盗塁を記録しました。

主な成績

2019年のシーズンでは、規定打席には届かなかったものの、打率.263、9本塁打、62打点、43盗塁という結果を残しました。2020年には新型コロナウイルスの影響を受けた短縮シーズンでありながら、盗塁王のタイトルを獲得。2021年はハムストリングの負傷が影響し、出場できる試合はわずか35試合にとどまりました。2022年には左膝の前十字靭帯を断裂し、手術を経てシーズンを全休しました。

レッドソックス時代

2023年にはボストン・レッドソックスに移籍し、3月には左前十字靭帯損傷により60日間の負傷者リスト入りしました。シーズン終盤の11月にFAとなっており、今後のキャリアに注目が集まっています。

プレースタイル

アダルベルト・モンデシーは、俊足と強肩を持ち合わせた選手です。守備や打撃においてはまだ課題が残るものの、特に守備のセンスは高く評価されています。今後の成長が期待される注目選手です。

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