アッパー・イースト州

アッパー・イースト州は、ガーナ共和国の北東部に位置する州であり、面積は8,842平方キロメートルで、ガーナ全体の2.7%を占めています。国土面積においては、ガーナの10州の中で最も小さい州です。

地理と国境

アッパー・イースト州は、北はブルキナファソ、東はトーゴと国境を接しており、ガーナの北東の隅に位置しています。この地理的な位置が、州の文化や経済に影響を与えています。

人口構成

2000年の人口は92万0,089人で、ガーナの総人口の4.9%を占めています。人口規模は10州中9番目です。農村人口が84.3%を占めており、分散した集落に居住している人が多いのが特徴です。1984年から2000年の間に農村人口の割合は2.8%減少しましたが、依然として高い割合を維持しています。都市人口は15.7%であり、ガーナで最も都市化が進んでいない州の一つです。都市人口率が20%を割る州は、アッパー・イースト州とアッパー・ウエスト州のみです。

民族と宗教

人口の92.5%はガーナで生まれ育ったガーナ人であり、5.3%は帰化したガーナ人、残りは外国人です。民族構成としては、Nabdam人が30.5%、Kusasi人が22.6%、Nankani人とKassena人が15.7%、Builsa人が7.6%、Busanga人が6%、マンプルシ人が1.8%となっています。宗教は伝統宗教が46.4%、イスラム教が22.6%、キリスト教が28.3%です。

州都と主要都市

州都はボルガタンガであり、その他にボクやナヴロンゴといった町があります。これらの都市は、州の経済や文化の中心地として機能しています。

行政区分

アッパー・イースト州には9つの地区があります。これらの地区が、州全体の行政を担っています。

アッパー・イースト州は、その地理的な位置、農村人口の多さ、多様な民族構成、そして伝統宗教の信仰など、独特な特徴を持つ州です。

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