アドバート・アルゾレイ

アドバート・マーセロ・アルゾレイ

アドバート・マーセロ・アルゾレイは、1995年3月1日にベネズエラ・ボリバル州シウダーグアヤナで生まれたプロ野球選手で、現在はシカゴ・カブスに所属する右投右打の投手です。彼はシカゴ・カブスと2012年11月に契約し、プロ入りを果たしました。

経歴

アルゾレイは2013年に傘下のベネズエラン・サマーリーグ・カブスでプロデビューを果たします。彼は15試合に登板し、先発12試合で5勝3敗、防御率は驚異の1.07を記録し、61奪三振を達成しました。この活躍により、彼は将来の有望な選手として期待されるようになりました。

翌2014年にはルーキー級アリゾナリーグ・カブスとA-級ボイシ・ホークスでプレーし、2球団合計で10試合に登板。結果は2勝5敗、防御率7.90と振るわないものの、この年はプロ野球選手としての経験を積む大切な期間となりました。

2015年にはA-級ユージーン・エメラルズへと移籍。そこでは12試合に登板し、6勝2敗、防御率2.04という素晴らしい成績を残し、49奪三振を記録しました。この成績が評価され、彼の名声は高まりました。

2016年にはA級サウスベンド・カブスで投げ、22試合に先発で登板。9勝4敗、防御率4.34と安定した成績を収めました。特に81奪三振は彼の投球スタイルの強さを物語るものでした。

暫くして、2017年にはA+級マートルビーチ・ペリカンズとAA級テネシー・スモーキーズにて22試合に先発出場。ここでは7勝4敗、防御率2.99、108奪三振という素晴らしい成績を残し、さらなる注目を集めることとなります。

2018年にはMLB.comのプロスペクトランキングにてカブス組織内での評価が高く、シーズン前は1位にランクインしました。しかし、開幕からAAA級アイオワ・カブスでプレーしていたものの、6月に筋挫傷を負い、その後はシーズンを全休せざるを得ませんでした。

2019年には再びAAA級アイオワで開幕を迎え、6月20日にはメジャーリーグ初昇格。デビュー戦はニューヨーク・メッツとの対戦であり、リリーフとして登板し、4回1失点の好投で初勝利を手にしました。

投球スタイル

アルゾレイの投球スタイルには、最速97.2mph（約156.4km/h）の速球とパワーカーブが特徴的です。彼は先発ピッチャーとして3〜4番手の位置にいると評価されているものの、カブスの総責任者セオ・エプスタインは「アルゾレイが才能を完全に発揮すれば、エースやクローザーとしての役割も果たせる」と強く期待しています。

記録

アルゾレイは2019年にオールスター・フューチャーズゲームに選出されました。背番号は73で、プロの舞台で活躍中です。彼の成績や活動には、今後も注目が集まっています。期待される若手選手として、さらに成長する姿を見せてくれることを多くのファンが楽しみにしています。

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