アドマイヤサガス

アドマイヤサガスは、2008年3月12日生まれの競走馬です。セレクトセール当歳セッションで2100万円という高値で落札され、競走馬としてのキャリアをスタートさせました。

2010年7月、阪神競馬場での2歳新馬戦でデビュー。4着という結果に終わりましたが、その後、2歳未勝利戦で初勝利を飾ります。続くデイリー杯2歳ステークスでは2着と好走し、将来への期待感を高めました。しかし、GI初挑戦となった朝日杯フューチュリティステークスでは11着と結果を残せませんでした。

3歳シーズンは芝の短距離からマイルのレースに挑みましたが、思うような結果を得られず、6月にはユニコーンステークスからダート路線へ転向します。しかし、転向後もなかなか勝ち星に恵まれませんでした。4歳夏には降級を経験するなど苦戦が続きましたが、10月に行われた1000万下条件の円山特別で、ダート転向後初勝利を挙げ、約2年ぶりの勝利を手にしました。

5歳になると、1600万下条件の播磨ステークスを制し、オープン入りを果たします。続くコーラルステークスではオープン戦初勝利を飾り、勢いに乗って9月のエニフステークスでも勝利し、オープン2勝目を挙げました。東京盃では3着と健闘しました。

そして迎えた6歳時、北海道スプリントカップで悲願の重賞初制覇を成し遂げます。レースでは中団から直線で力強い末脚を繰り出し、スノードラゴンを1馬身差で突き放しての勝利でした。その後もクラスターカップ4着、テレ玉杯オーバルスプリント3着と好走を続けましたが、年末のカペラステークスと阪神カップでは二桁着順に終わりました。

7歳シーズンは室町ステークスで優勝するなど、活躍を見せましたが、低迷することもありました。8歳シーズンも現役を続行しましたが、5月のアハルテケステークスで15着と大敗。その後、6月18日付でJRAの競走馬登録を抹消され、船橋競馬場の川島正一厩舎に移籍しました。地方競馬初戦の習志野きらっとスプリントでは2着と健闘しましたが、続くアフター5スター賞では最下位に終わり、9月8日付で地方競馬からも登録を抹消され、引退することとなりました。

引退後は、千葉県八街市の東関東馬事専門学院で繋養され、余生を穏やかに過ごしています。アドマイヤサガスの半妹であるシャインガーネットも競走馬として活躍し、2020年のファルコンステークスを制しています。アドマイヤサガスの競走成績はJBISサーチ、netkeiba.com、地方競馬全国協会で確認できます。

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