アニメパス

アニメパスは、かつてKDDI（au）が提供していたアニメ専門の配信サービスです。2014年6月30日にサービスを開始し、携帯キャリア各社がアニメ配信サービスに参入する中で、NTTドコモのdアニメストアに続いて参入しました。ソフトバンクも2015年2月にアニメ放題で参入しています。

アニメパスは、dアニメストアに出資しているKADOKAWAが発行する『月刊ニュータイプ』の協力を得て、サービスを提供していました。また、「auスマートパス」会員向けの特典も用意されており、auユーザーにとって魅力的なサービスとなっていました。

サービス開始当初は、auのスマートフォンおよびタブレット端末のみに対応していましたが、2014年8月からはPCでの再生にも対応し、より多くのユーザーが利用できるようになりました。これにより、場所を選ばずにアニメを楽しめる環境が整いました。

しかし、2016年4月30日をもってアニメパスはサービスを終了しました。その後、ビデオパスに移行し、現在はTELASAというサービスでアニメ配信が提供されています。アニメパスは、短期間でのサービス終了となりましたが、auユーザーを中心に多くのアニメファンに利用されたサービスでした。

アニメパスの登場は、携帯キャリアがアニメ配信サービスに参入する流れを加速させる一因となりました。また、dアニメストアとの連携やauスマートパス会員向けの特典など、独自の取り組みも展開していました。これらの取り組みは、他の配信サービスにも影響を与え、今日の多様なアニメ配信サービスの展開につながる礎となりました。サービス自体は終了しましたが、アニメパスがアニメ配信業界に与えた影響は小さくありません。

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