アビバ・アブジャキノワ

アビバ・アブジャキノワ：国際柔道界で活躍するカザフスタンの星

アビバ・アブジャキノワ選手は、1997年7月4日生まれ、カザフスタン出身の柔道家です。主に48kg級で活躍しており、類まれな才能と激しい闘志で国際大会で目覚ましい活躍を見せています。

彼女のキャリアは、まずウズベキスタン代表としてスタートしました。2015年まではウズベキスタンで競技生活を送っていましたが、その後、カザフスタンに国籍を変更。この転機が、彼女の国際的な成功への道を大きく切り開くことになります。

国籍変更後、アビバ選手はめきめきと頭角を現し始めます。2017年には世界ジュニア柔道選手権大会（44kg級）で2位という素晴らしい成績を収めました。その後、階級を48kg級に上げてからは、さらにその実力を発揮。2021年にはアジアオープン・アクタウ大会で優勝、アジア・オセアニア選手権では2位に入賞するなど、着実に実績を積み重ねていきます。

2022年は、アビバ選手にとって飛躍の年となりました。グランドスラム・ウランバートル大会で3位に入賞すると、アジア選手権では惜しくも決勝で古賀若菜選手に敗れ2位。しかし、世界選手権では準決勝で角田夏実選手に敗れながらも、3位入賞という素晴らしい結果を残しました。さらに、グランドスラム・アブダビ大会でも3位に入賞し、世界の強豪選手たちにその名を刻み込みました。

2023年も、アビバ選手の活躍は続きます。グランプリ・アルマダ大会で優勝、グランドスラム・パリ、トビリシ大会ではそれぞれ3位に入賞。しかし、世界選手権では5位、アジア大会では再び角田選手に敗れ2位という結果に終わりました。

2024年は、オリンピックイヤー。アビバ選手は、グランプリ・オディベーラス、グランドスラム・バクー、タシケント、アンタルヤ大会で3位や2位と好成績を残し、アジア選手権では3位に入賞しました。世界選手権でも3位という素晴らしい結果を残しましたが、念願のパリオリンピックでは5位という結果に終わりました。グランドスラム・アブダビ大会でも3位に入賞し、シーズンを終えました。

IJF世界ランキングでは、2024年10月7日現在、4183ポイントを獲得し5位にランクインしています。これは、アビバ選手が国際柔道界において、トップレベルの選手であることを示す明確な証拠です。

アビバ・アブジャキノワ選手は、類まれな才能と並々ならぬ努力によって、国際柔道界で確固たる地位を築き上げてきました。今後も彼女の活躍から目が離せません。今後の更なる活躍に期待しましょう。

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