アフターウォーの艦船及びその他の兵器

機動新世紀ガンダムX：アフターウォーの兵器

『機動新世紀ガンダムX』の舞台、アフターウォー（A.W.）の世界に存在する様々な艦船や兵器について解説します。第7次宇宙戦争後の荒廃した世界で、人々の生活や勢力争いに深く関わる兵器群は、物語を彩る重要な要素です。

艦船

陸上戦艦

高度なホバークラフトシステムにより陸上を自在に移動できる陸戦用艦艇です。旧連邦軍が大戦以前に開発し、MSの地上戦投入に伴い発展しました。艦の大きさによって級種が分類され、山脈名が付けられています。大型艦は積載量やMS搭載数に優れますが、維持費が高く建造数は少数です。小型艦は基本性能で劣るものの、多数が建造されました。艦自体の攻撃力は高くありませんが、MS運用能力と居住性が重視されています。バルチャーや戦後独立国家、新連邦軍など、様々な勢力が運用し、バルチャーは独自のカラーリングを施すなど、カスタマイズも行っています。

アルプス級: 全長150mまでの中型陸上戦艦。フリーデンが該当します。
アンデス級: 全長180mまでの中型陸上戦艦。本編には未登場です。
テンザン級: 全長200mまでの中型陸上戦艦。新連邦軍の主力艦として運用されています。
ヒマラヤ級: 全長200m以上の大型陸上戦艦。
ピレネー級: 全長100mまでの小型陸上戦艦。
ロッキー級: 全長120mまでの中型陸上戦艦。大戦時に多数建造され、戦後も多く残存しています。
バンダール級: 新連邦軍が建造した大型陸上戦艦。MS大隊に匹敵する戦力を持ちます。改修型のバンダールII世も存在します。

水上艦・潜水艦

海底地形の名を冠する水上艦・潜水艦は、戦後、民間へ流出し、シーバルチャーやオルクが運用しています。政府再建委員会や新連邦軍も多数運用しています。

エムデン級: 全長100mまでの水陸両用艦艇。本編未登場。
ガラシア級: 全長120mまでの水陸両用艦艇。本編未登場。
チャレンジャー級: 全長140mまでの水陸両用艦艇。本編未登場。
トリエステ級: 全長160mまでの水陸両用艦艇。
ピチアス級: 全長180mまでの水陸両用艦艇。本編未登場。
シーキャッスル指揮艦: オルクのドーザ・バロイ一味が所有する水上艦。
シーキャッスル戦闘輸送艦: ドーザ一味が所有する強襲揚陸艦的な機能を持つ水上艦。
シーバルチャー艦: シーバルチャーが所有するサルベージ用機材を備えた大型作業船。
ドリテア: 新連邦軍の大型空母。
ドリテア護衛艦: 新連邦軍の機動巡洋艦。
ベルコモ輸送船: 新連邦軍の物資輸送艦。
ポリペイモス: オルクのマーカス・ガイ一味が所有する潜水艦。

宇宙艦艇

A.W.初期は地球と宇宙が断絶状態にあったため、大規模な運用は見られませんでしたが、新連邦軍と宇宙革命軍の対立が激化するにつれて、多くの艦艇が投入されるようになりました。大半の艦艇にMS運用機能が備わっています。

アオヤギ級: 連邦軍の主力宇宙戦艦。第7次宇宙戦争からA.W.の時代まで運用されました。
アストラーザ級: 宇宙革命軍の主力宇宙巡洋艦。高い汎用性を持ちます。
アマネセル: 新連邦軍の大型宇宙戦艦。新連邦軍総司令官フィクス・ブラッドマンが座乗しました。
ガーベラ: 宇宙革命軍の大型宇宙戦艦。宇宙革命軍総統ザイデル・ラッソが座乗しました。
キグナス: 宇宙革命軍の小型宇宙偵察艦。
シャトル: ニュータイプ研究所から打ち上げられた宇宙船。
バルトーク級: 新連邦軍が開発した中型宇宙巡洋艦。大気圏離脱能力を持ちます。
ヴァローナ: サテリコンが保有する宇宙巡洋艦。
フリーデンII: 旧連邦軍の宇宙戦艦を反新連邦組織が改修した艦。

航空機

MSが飛行能力を持たない機体が多いため、軍用航空機の需要は高く、新連邦軍は大型機を中心に大規模運用を行いました。民間での運用は少ない傾向にあります。

エスタルド輸送機: エスタルド人民共和国首脳部専用の輸送機。
エスタルド護衛機: エスタルド人民共和国の戦闘機。
グランディーネ運搬用ヘリコプター: アルタネイディヴ社が運用する高推力ヘリ。
Gファルコン: 旧連邦軍が開発したガンダム・タイプMS支援用特殊戦闘機。
新連邦軍空爆機: 新連邦軍が運用する爆撃機。
新連邦政府専用特別機: 新連邦政府（政府再建委員会）のエージェントが使用する輸送機。
超大型輸送機: 新連邦軍が保有する全翼型大気圏内用輸送機。
フォートセバーン: 大型輸送機。

地上車両

MSの普及に伴い、軍用車両は支援兵器や軽戦闘用ビークルとしての役割を担うようになりました。民間ではサンド・バギーやホバー・バイクなどが使用されています。

革命軍装甲車: 宇宙革命軍の装甲車。
軽装甲車: 政府再建委員会が配備していた四輪のAFV。
戦闘装甲車: 政府再建委員会が配備していた六輪装甲車。
MS用キャリアー: MS用の大型輸送車。
MS用ドーリー: MS用の大型運搬車。

システム

コヒーレント光波システム: コロニーレーザーのエネルギーチャージシステム。
サイコミュ・ダクト: 宇宙革命軍が開発したサイコミュによる機体制御システム。
サテライトシステム: 月面の太陽光発電設備と連動したエネルギー供給・射撃管制システム。ガンダムXやGXビットが使用します。
サテライトシステムMk-Ⅱ: ガンダムダブルエックスに搭載された発展型サテライトシステム。
Dナビ: イルカの生体脳を中枢とした海中探査用システム。
フラッシュシステム: ニュータイプ専用戦闘システム兼インターフェイス。
Lシステム: ニュータイプの精神波を増幅し電子機器を使用不能にする兵器。
広域破壊兵器: 宇宙革命軍が開発した戦略・戦術級の兵器。
荷粒子反応弾: 核弾頭並みの破壊力を持つミサイル。
* コロニー・レーザー: スペースコロニーを改造した巨大レーザー砲。

これらの艦船、兵器、システムは、『機動新世紀ガンダムX』の世界観を構築する上で欠かせない要素であり、各勢力の戦略やMSの性能を大きく左右します。

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