アラン・デサンミゲル

アラン・マレー・デサンミゲルについて

アラン・マレー・デサンミゲル（Allan Murray de San Miguel）は、1988年2月1日にオーストラリアの西オーストラリア州ベントリーで生まれた元プロ野球選手です。主に捕手として知られる彼は、右投右打のスタイルでプレーしました。

プロ入りからツインズ傘下時代

デサンミゲルは、2005年にMLBのミネソタ・ツインズと契約を結び、プロ入りを果たしました。最初の数年間はA級のチームでのプレーが中心でしたが、2009年にはAA級ニューブリテン・ロックキャッツとAAA級ロチェスター・レッドウィングスに昇格。その後、2010年からはオーストラリアン・ベースボールリーグ（ABL）のパース・ヒートでシーズンオフの活動も行いました。しかし、2011年の11月にツインズとの契約は終了し、自由契約となりました。

オリオールズ傘下時代

2012年にはボルチモア・オリオールズと契約し、A+級からAAA級までの3つのチームでプレーしました。この年は63試合に出場し、打率.239、6本塁打、35打点を記録しました。2013年3月にはオーストラリア代表として第3回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）に出場。その年もフレデリック・キーズで好成績を残しましたが、11月には自由契約の状態になりました。

ロッキーズ傘下から独立リーグ時代

2014年1月、デサンミゲルはコロラド・ロッキーズと契約を交わしましたが、開幕前に自由契約となります。その後、独立リーグのサザンメリーランド・ブルークラブスに加入し、プレーを続けました。

ツインズへの復帰とロイヤルズ傘下時代

2015年には再度ミネソタ・ツインズと契約し復帰しましたが、シーズンオフには再び自由契約となります。2016年にはカンザスシティ・ロイヤルズに契約し、そして第4回WBC予選にオーストラリア代表として選出されました。2017年には本戦にも出場し、日本戦では菅野智之から先制の本塁打を放つなどの活躍を見せました。しかし、この年はAA級ノースウエストアーカンソー・ナチュラルズで出場し、打率.237、1本塁打、10打点という成績でした。

ABLでの活躍

2018年以降、デサンミゲルはマイナーリーグでの試合出場はありませんでしたが、オーストラリアン・ベースボールリーグでは2019/2020シーズンまでプレーを続け、リーグ記録となる出場試合数384、打数1300を達成しました。これにより、彼はオーストラリアの野球界における重要な人物としての地位を確立しました。

現役引退後の活動

デサンミゲルは2020/2021シーズンからは古巣であるメルボルン・エイシズの監督を務めることになりました。さらに、2022年からはカンザスシティ・ロイヤルズでステラテジスト兼ブルペン捕手として活動しており、現役引退後も野球界での影響力を発揮しています。

代表歴

デサンミゲルはオーストラリア代表として、2013年と2017年のWBC、さらに2019年のWBSCプレミア12にも選出され、国際舞台での経験も豊富です。このように、アラン・デサンミゲルは選手としてだけでなく、コーチングやスタッフとしても野球に携わる姿勢を見せています。

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