アルテイショ

アルテイショ（Arteixo）

アルテイショは、スペイン北西部、ガリシア州のア・コルーニャ県に位置する自治体です。コマルカ・ダ・コルーニャに属し、その歴史は古く、942年の古文書に記録が残っています。ア・コルーニャ、クジェレード、ア・ララーチャといった自治体と隣接し、大西洋に面した風光明媚な場所です。

地理

アルテイショはア・コルーニャ県の北部に位置し、コマルカ・ダ・コルーニャに属しています。北は大西洋に面し、東はア・コルーニャとクジェレード、南から西にかけてはア・ララーチャ、そして西はカルバージョの各自治体と隣接しています。自治体の中心地区は、アルテイショ教区のアルテイショ地区です。この地域はア・コルーニャ司法管轄区に属しています。

人口

2012年のガリシア統計局のデータによると、アルテイショの人口は30,725人です。近年、人口は増加傾向にあり、2004年の25,295人から着実に増加しています。住民は13の教区、121の地区（集落）に分かれて居住しています。住民呼称はarteixán/-xáで、カスティーリャ語ではArteijoと表記されます。2001年の調査では、自治体住民の89.72％がガリシア語を話しています。

経済

アルテイショは、ガリシア州において重要な経済拠点としての役割も担っています。その中心となっているのが、サボン工業団地です。300万平方メートルという広大な面積を誇るこの工業団地には、100以上の企業が進出し、4,500人以上が働いています。

また、世界的に有名なファッションブランド「ザラ（ZARA）」を展開するアパレルメーカー、インディテックス社の本社がアルテイショに所在することも特筆すべき点です。この企業が地域経済に与える影響は非常に大きいと言えるでしょう。

さらに、アルテイショはスズ、チタン、タングステンなどの鉱物資源も有しています。隣接するア・コルーニャとの境界地域には、レプソル社やCLH社（Compañía Logística de Hidrocarburos）の石油精製施設も立地しており、エネルギー産業も盛んです。

現在、プンタ・ラゴステイラ半島ではア・コルーニャの外港が建設中です。2012年の完成を目指して建設が進められており、完成すれば全長3.5kmというスペイン最大規模の港となる予定です。

政治

現在の自治体首長は、ガリシア国民党（PPdeG）のホセ・カルロス・カルベーロ・マルティネス氏です。2011年5月22日に行われた自治体選挙の結果、自治体評議員の構成は、ガリシア国民党が11議席、TEGAが4議席、ガリシア民族主義ブロック（BNG）が3議席、ガリシア社会党が3議席となっています。

教区

アルテイショは以下の13の教区に分かれています。

アルテイショ（Arteixo）
オ・セイサル（O Seixal）
モンテロモソ（Monte Romoso）
アルメンテイロス（Armentelos）
ラ・グランハ（A Granxa）
ロウリード（Louredo）
バラニャー（Barrañá）
モリコス（Morás）
スエイロ（Sueiro）
ラソー（Larazo）
オス・モンテス（Os Montes）
アルボス（Arbos）
オエイロ（Olleiros）

出身著名人

アルテイショ出身の著名人としては、以下の人物が挙げられます。

マヌエル・ムルギア（1833 - 1923）：歴史家、レアル・アカデミア・ガレーガの創立者。
アルセニオ・イグレシアス・パルド（1930 - ）：元サッカー選手、元サッカー指導者。

外部リンク

アルテイショ公式サイト

もう一度検索