アルノール・イングヴィ・トラウスタソン

アルノール・イングヴィ・トラウスタソン

アルノール・イングヴィ・トラウスタソン（Arnór Ingvi Traustason、1993年4月30日 - ）は、アイスランドのプロサッカー選手です。現在はスウェーデンのIFKノルシェーピンに所属し、主にミッドフィールダー（MF）として活躍しています。また、アイスランド代表としても重要な役割を担っています。

クラブキャリア

トラウスタソンは、2010年に17歳でKRケプラヴィークでプロとしてのキャリアをスタートさせました。その後、ノルウェーのサンドネス・ウルフへのレンタル移籍を経験し、着実に経験を積みました。

2013年には、アイスランドのトップリーグであるウルヴァルステイルトで最優秀若手選手に選ばれるという栄誉に輝き、その才能を高く評価されました。この活躍が認められ、2014年にはスウェーデンの名門クラブ、IFKノルシェーピンへ移籍しました。

IFKノルシェーピンでは中心選手として活躍し、2015年にはアルスヴェンスカン（スウェーデンリーグ）優勝に大きく貢献しました。

2016年の夏には、更なるステップアップを目指し、オーストリア・ブンデスリーガの強豪、SKラピード・ウィーンへ移籍しました。しかし、出場機会を求めて、2017年7月にはギリシャのAEKアテネFCへレンタル移籍。

2018年2月9日には、スウェーデンのマルメFFへ完全移籍し、再びスウェーデンリーグでプレーすることになりました。

2021年3月、新たな挑戦としてMLS（メジャーリーグサッカー）のニューイングランド・レボリューションへ移籍。異国の地でもその実力を発揮しました。

代表キャリア

トラウスタソンは、アイスランド代表として、U-17、U-19、U-21といった各アンダー世代の代表を経験しています。U-21代表としては、UEFA U-21欧州選手権の予選に2013年と2015年の2回に渡って出場しました。

A代表デビューは、2015年11月13日にワルシャワ国立競技場で行われたポーランド代表との試合でした。

その後、ヘイミル・ハルグリムソン、ラーシュ・ラーゲルベック両監督の下、UEFA EURO 2016に挑むアイスランド代表のメンバーに選出され、見事に本大会出場を果たしました。特に、2016年6月22日に行われた同大会グループステージのオーストリア代表戦では、劇的な決勝ゴールを決め、チームを2-1の勝利に導き、決勝ラウンド進出に大きく貢献しました。このゴールは、トラウスタソンのキャリアの中でも特筆すべき瞬間として記憶されています。

2018 FIFAワールドカップにもアイスランド代表として出場。

国際Aマッチには、2015年から現在までに52試合に出場し、5得点を記録しています。（2024年5月2日現在）

タイトル

IFKノルシェーピン
* アルスヴェンスカン: 2015

プレースタイル

正確なパスと献身的な守備が持ち味で、中盤でゲームをコントロールする能力に長けています。また、積極的な姿勢でゴールを狙うこともできる、攻撃的なミッドフィールダーです。

まとめ

アルノール・イングヴィ・トラウスタソンは、アイスランドサッカー界を代表する選手の一人です。クラブと代表の両方で重要な役割を果たし、数々の実績を残してきました。今後、更なる活躍が期待される、注目の選手です。

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