アルピナ・B6ビターボ

アルピナ B6 BiTurbo：BMW 6シリーズを凌駕するラグジュアリーハイパフォーマンスクーペ

アルピナ社が手掛けるB6 BiTurboは、BMW 6シリーズをベースとした、クーペとカブリオレボディを持つ高級スポーツカーです。2011年12月のデビュー以来、改良を重ね、その高い走行性能と上質な内外装で高い評価を得ています。単なるチューニングカーではなく、アルピナ独自の技術とこだわりが凝縮された、正真正銘のアルピナブランドを象徴する一台と言えるでしょう。

洗練されたデザインと圧倒的な動力性能

B6 BiTurboは、BMW 6シリーズのボディをベースとしながらも、アルピナ独自のエアロパーツや20インチの大径ホイールを装着することで、一目でそれと分かる個性的なエクステリアを実現しています。ALPINAのロゴが誇らしげに輝くその姿は、所有する喜びを満たしてくれることでしょう。

心臓部には、アルピナ独自のチューニングが施されたパワートレインを搭載。BMW製エンジンをベースとしながらも、吸排気系やターボチャージャー、冷却システムなど、多岐にわたる改良が加えられています。その結果、500馬力以上の圧倒的なパワーと、余裕のあるトルクを生み出しています。100km/hからの制動距離は、その重量級のボディにも関わらずトップクラスの33mを記録。さらに、45℃もの高温下で40分以上に渡る最高速度テストをドバイにてクリアするなど、その高い信頼性も実証済みです。

アルピナならではのこだわりが光るインテリア

インテリアは、アルピナ専用ウッド「Myrte」をはじめ、ピアノブラックやカーボン調など、様々な素材を選択可能です。ダコダレザーシートを標準装備とし、オプションでナッパレザー、メリノレザー、アルピナレザー（ラヴァリナレザー）など、豊富なレザーバリエーションから好みの素材を選べます。シートには、ひし形マークやアルピナロゴを入れることもでき、カスタマイズ性の高さも魅力の一つです。

2015年モデル「B6エディション50」の登場

2015年3月には、B6エディション50が発表されました。最高出力600馬力、最大トルク800Nmにまでパワーアップを果たし、0-100km/h加速は4.2秒という驚異的な数値を達成。専用装備として、オリジナルピアノブラックインテリア、専用シートエンブレム、専用鍛造ホイール、アクラポビッチ製チタンマフラーなどが標準装備となり、さらにスポーティで高級感あふれるモデルへと進化しました。オプションでブレンボ製高性能ブレーキシステムも選択可能です。

アルピナ独自の技術

B6 BiTurboには、アルピナ独自の技術が多数採用されています。

シングルシリンダー・ステップダウン（EZA）：BMW ALPINA B6 GT3から継承されたレーシングテクノロジー。瞬間的に個々のシリンダーを休止させることで、高いトルクを維持しながらスムーズなシフトチェンジを実現しています。
高性能ターボチャージャー：大径の排気パイプと最適化されたインタークーラーにより、圧力損失を低減し、効率的な過給を実現しています。
強化された冷却システム：ラジエーターとインタークーラーの容量を大幅に増やし、過酷な状況下でも安定した冷却性能を確保しています。
Drexler製LSD（クーペモデル）：機械式LSDを標準装備することで、優れたトラクション性能を発揮します。
ZF製8速スイッチトロニックミッション：アルピナ専用プログラムが施された、スムーズでダイレクトな変速を実現するミッションです。
アクラポビッチ製チタンマフラー：軽量かつ高性能なチタン製マフラーは、心地よいサウンドと優れた排気効率を実現しています。「X-Hose」サウンドエンジニアリングテクノロジーにより、高回転時の低音サウンドを実現しています。
* 空力性能の向上：専用のフロントスポイラー、リアスポイラー、リアディフューザーを装備することで、空力性能が向上し、高速安定性も確保されています。

日本での販売

日本市場においても、2014年11月に正式に販売が決定。左ハンドル、4WD（ALLRAD）モデルが導入されました。2015年モデルからはフェイスリフト後のモデルが販売され、最高出力600馬力、0-100km/h加速3.8秒という圧倒的な性能を誇るモデルとなっています。

まとめ

B6 BiTurboは、BMW 6シリーズをベースとしながらも、アルピナ独自の技術とこだわりによって、特別な一台へと昇華されたモデルです。その高い性能、ラグジュアリーな装備、そしてアルピナブランドのアイデンティティが融合した、まさに究極のスポーツカーと言えるでしょう。

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