アルピナ・D4ビターボ

アルピナD4ビターボ：比類なきディーゼルクーペ

アルピナ社が2014年11月に発表したD4ビターボは、BMW 4シリーズをベースとした、ラグジュアリーな2ドアクーペです。アルピナモデルの中でも最もコンパクトなボディながら、その心臓部には、圧倒的なパワーと洗練性を兼ね備えた、独自の心臓が搭載されています。

アルピナならではの個性を主張するエクステリアとインテリア

ボディサイズはBMW 4シリーズと共通ですが、アルピナD4ビターボは、いたるところにアルピナの個性が光ります。「ALPINA」の文字が大きく刻まれたエアロパーツや、ボディ側面を彩る個性的なデコライン、そして目を引く19インチホイールは、見る者を魅了します。ボディカラーは、アルピナブルーやアルピナグリーンをはじめ、4シリーズの全色に加え、他シリーズや廃盤カラーも選択できる場合があります（標準ソリッドカラー以外オプション）。

インテリアにもアルピナならではのこだわりが凝縮されています。標準装備のウッドは、アルピナ専用ウッド「elm」を使用。オプションでピアノブラックやカーボン調、ボディ同色などを選択できます。シートは、ダコタレザー（5色9種類）を標準装備し、オプションでメリノレザー（5色）やアルピナレザー（ラヴァリナレザー）（15色）から選ぶことができます。さらに、シートにひし形マークやアルピナロゴを入れることも可能です。

圧倒的な動力性能と走行性能

心臓部には、BMW N57エンジンをベースに、アルピナが独自にチューニングしたパワートレインを搭載。2,000barの高圧燃料噴射システムとギャレット製のシーケンシャルツインターボにより、最高速度278km/h（メーカー公表値）、0-100km/h加速4.6秒、0-200km/h加速17.9秒という驚異的なパフォーマンスを実現しています。この動力性能は、量産されている2ドアクーペのディーゼルエンジン車としては世界最速を誇ります。

BMW 4シリーズとの違い：徹底的なチューニング

アルピナD4ビターボは、単なるBMW 4シリーズの改良版ではありません。エンジン、ステアリング、足回り、トランスミッション、ブレーキ、マフラーに至るまで、徹底的にチューニングされています。

エンジン: BMW N57エンジンをベースに、シーケンシャルツインターボ、専用DME（デジタル・モーター・エレクトロニクス）、DSC（ダイナミック・スタビリティ・コントロール）、DTC（ダイナミック・トラクション・コントロール）などを採用し、大幅な出力向上とレスポンスの向上を実現しています。
ステアリング: バリアブルスポーツステアリングはアルピナ専用のプログラムが用いられています。
足回り: アイバッハ製サスペンションとBMW製ショックアブソーバー（専用プログラム）の組み合わせにより、高い操縦安定性と快適な乗り心地を両立しています。
トランスミッション: ZF製8HP70 8速スイッチトロニックミッションにアルピナ製のトルクコンバータと専用プログラムを採用。スムーズでダイレクトなシフトチェンジを実現しています。
ブレーキ: ブレンボ製ブレーキシステム（フロント対向4ポットキャリパー、リア対向2ポットキャリパー）は、高い制動力を発揮します。
マフラー: アクラポビッチ製マフラーは、迫力のあるサウンドと優れた排気効率を実現しています。
* エアロパーツ: 専用フロント＆リアスポイラーは、高速走行時のリフトを抑え、安定性を向上させます。

まとめ

アルピナD4ビターボは、BMW 4シリーズをベースとしながらも、アルピナ独自の技術と哲学が凝縮された、唯一無二のモデルです。圧倒的な動力性能、洗練されたデザイン、そして快適な乗り心地を兼ね備えた、特別な一台と言えるでしょう。世界最速ディーゼル2ドアクーペの称号に恥じない、その走りをぜひ体感してください。

もう一度検索