アルファルファ (渡辺美奈代のアルバム)

渡辺美奈代の記念すべきファーストオリジナルアルバム『アルファルファ』は、1986年11月29日にCBS・ソニーから発売されました。

このアルバムタイトルである「アルファルファ」は、牧草の一種であり、その親しみやすい響きと、アルバムのフレッシュなイメージが合わさっています。

『アルファルファ』は、渡辺美奈代のアルバムの中で唯一5万枚を突破し、8.9万枚という彼女にとって最大のセールスを記録しました。これは、彼女のアイドルとしての人気を決定づける重要な作品と言えるでしょう。

アルバムの全曲の作曲と編曲は、後藤次利が担当しており、当時のアイドルポップスを代表するサウンドを作り上げています。作詞は、秋元康が中心となっており、アイドルらしい可愛らしさの中に、少し切ない恋心を歌った歌詞が特徴です。また、川村真澄、蓮田ひろかといった作詞家も参加し、バラエティ豊かな楽曲が収録されています。

収録曲は以下の通りです。

1. ピンクのパラダイス（4:10）
作詞:川村真澄
2. 南の島の伝説（4:33）
作詞:川村真澄
3. 3√嘘（4:26）
4. アンブレラひとりぼっち（4:48）
作詞:蓮田ひろか
5. 瞳に約束（4:16）
6. 舌たらずだけれど（3:55）
7. うさぎの耳（3:49）
8. 少しおませな恋（4:01）
9. 雪の帰り道（3:55）
10. リルケの栞（4:14）

これらの楽曲は、当時のアイドルソングの王道を行くようなキャッチーで親しみやすいメロディーと、恋する女の子の心情を繊細に描いた歌詞が魅力です。

『アルファルファ』は、渡辺美奈代のアイドルとしての魅力を最大限に引き出した作品であり、彼女の音楽キャリアにおいて重要な位置を占めるアルバムと言えるでしょう。多くのファンにとって、このアルバムは青春時代の思い出とともに深く心に刻まれているのではないでしょうか。また、80年代のアイドルポップスを語る上でも欠かせない一枚です。

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