アルマンゾル

アルマンゾル (Almanzor)

アルマンゾルは、2013年3月11日に生まれた鹿毛の競走馬で、数々の名レースでその才能を発揮しました。彼の主な勝ち鞍には、2016年のジョッケクルブ賞、アイリッシュチャンピオンステークス、チャンピオンステークスがあり、特に2016年にはカルティエ賞で最優秀3歳牡馬にも選ばれました。

経歴

2歳時（2015年）

アルマンゾルは2015年にラ・テスト＝ド＝ビュック競馬場でのデビュー戦で初勝利を飾ります。その後、リステッドレースであるボルドーグランクリテリウムを含む3連勝を達成し、4度目の出走となるクリテリウム・アンテルナシオナル(G1)では初めてのG1挑戦を果たしましたが、結果は7着となりました。

3歳時（2016年）

3歳シーズンの初戦、フォンテーヌブロー賞(G3)では3着に終わるも、続くギシュ賞(G3)で重賞初制覇を達成。次の[ジョッケクルブ賞]では、内を上手く回って直線で抜け出す驚きの走りを見せ、人気のザラクを抑えて優勝し、G1初勝利を飾りました。

その後、ギヨームドルナノ賞(G2)でも再びザラクを退け、さらなる活躍を見せます。[アイリッシュチャンピオンステークス]では、優勝した[ハーザンド]]やファウンドなど強力な競走馬が揃った中で、ファウンドを3/4馬身差で制し、これがスーパーエースとしての地位を確立しました。しかし、凱旋門賞は距離の問題から回避し、次のチャンピオンステークス]に臨むこととなります。ここでも[[ファウンドを再び打ち破り、G1競走3勝目を達成します。

4歳時（2017年）

2017年のシーズンでは、自厩舎のヘルペスウイルスの影響による健康問題で長期の休養を強いられ、ゴントービロン賞(G3)に出走したものの反応が乏しく5着に終わります。この結果が影響し、その後引退が決まってしまいました。

競走成績

アルマンゾルの成績は多くのファンに愛され、特に2016年の活躍は圧巻でした。G1競走を3度制覇するなど、その潜在能力の高さを証明しました。

種牡馬時代

引退後、アルマンゾルはフランスのエトレアム牧場で種牡馬としての道を歩み始めました。初年度の種付け料は35,000ユーロに設定され、ニュージーランドのケンブリッジスタッドでもシャトル種牡馬として供用されています。

主な産駒

• - Manzoice / マンゾイス - ヴィクトリアダービーの勝ち馬
• - Circle Of Fire / サークルオブファイア - シドニーカップの勝ち馬

アルマンゾルは父・Wootton Bassettの初年度産駒であり、その血統からも注目されています。競走馬としての彼の栄光と、種牡馬としての未来に期待が寄せられています。

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