アルヴァン・アダムス

アルヴァン・レイン・アダムス

アルヴァン・レイン・アダムス（Alvan Leigh Adams）は、1954年7月19日に生まれたアメリカの元プロバスケットボール選手であり、主にフェニックス・サンズで活躍しました。身長206cm、体重95kgのアダムスは、センターやパワーフォワードとして13年間のNBAキャリアを誇ります。彼のキャリアは、1975-76シーズンに新人王に輝くなど、印象深いものでした。

大学時代の輝き

アダムスはオクラホマ大学での3年間で、平均23.4得点および12.8リバウンドという素晴らしい成績を残しました。大学の歴史の中で三人しか達成していない、1試合40得点20リバウンドを記録した選手の一人として、彼の名は校史に刻まれています。最終学年にはカンファレンスの年間最優秀選手に選ばれ、大学の永久欠番となる背番号『33』を与えられました。

NBAキャリアのスタート

1975年のNBAドラフトで全体4位指名を受け、フェニックス・サンズに入団したアダムスは、早くもその才能を証明しました。入団初年から平均19.0得点をマークし、新人王の栄冠を手にし、オールスターにも選出されます。彼が中心となったサンズは、1976年のNBAファイナルに進出し、ボストン・セルティックスとの対戦で2勝4敗と幕を閉じましたが、アダムスはシリーズ平均で23.0得点10.2リバウンドという抜群の成績を残しました。

プレースタイルと記録

アダムスはサンズの主力選手として活躍を続けましたが、彼のキャリアハイの得点はルーキーシーズンに記録したものでした。サンズはアダムス在籍中の1978年から1986年までの8シーズン連続でプレーオフ進出を果たし、1979年と1984年にはカンファレンス決勝に到達しました。特に1980-81シーズンには57勝を挙げ、これは当時のチーム記録でした。また、アダムスは1976-77シーズンのバッファロー・ブレーブス戦で47得点18リバウンド12アシストを記録し、NBA史上でも数少ない46得点16リバウンド以上でのトリプルダブル達成者となりました。

引退とその後

1987-88シーズンを最後にアダムスは現役を引退しました。彼のNBAでの成績は、988試合出場で通算13,910得点、6,937リバウンドです。引退後、彼はサンズのフランチャイズで多くの記録を保持し、例えば出場試合数、出場時間、リバウンド、スティールでの1位の座を占めています。得点に関しては2位、アシストでは3位、ブロックでも4位にいます。

アダムスの背番号『33』は、引退後ほどなくしてサンズの永久欠番に指定されました。2007年にはグラント・ヒルが彼の許可を得て33番を着用することとなりました。さらに、アダムスはファン投票で選ばれたサンズのオールセンチュリー1stチームや40周年記念チームにも名を連ねています。現在、彼はサンズの球団副社長として活躍し、フェニックス・サンズ・アリーナの施設管理を行っています。

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