アレクサンダー＝ミシェル・メルキ

アレクサンダー＝ミシェル・メルキは、1992年スウェーデン生まれのサッカー選手で、レバノン代表としても活躍しています。現在はレバノン・プレミアリーグのアル・アンサール・ベイルートに所属し、DFとしてプレーしています。

多様なポジションをこなすユーティリティ性

メルキの最大の特徴は、そのユーティリティ性です。左右のセンターバックを本職としながらも、左右のサイドバック、さらには守備的MFまで、守備に関わるあらゆるポジションを高いレベルでこなすことができます。チームの戦術や状況に応じて柔軟に対応できる点が、彼の大きな強みと言えるでしょう。

レバノン代表としての活躍

スウェーデンで生まれ育ちましたが、父方の祖父がレバノン人であることから、2018年にレバノン代表を選択しました。2019年のAFCアジアカップでは、元Jリーガーのジョアン・オマリと共に守備の要として活躍しました。2022 FIFAワールドカップ予選では、韓国代表のスター選手であるソン・フンミンを封じ込め、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれるなど、国際舞台でもその実力を証明しています。

クラブキャリア

メルキは、7歳からシリアンスカFCの下部組織で育ち、2011年にトップチームデビュー。2017年にはAFCエシルストゥーナに移籍し、2019年からはカタールのアル・ホールSCでプレーしました。ここでは、元日本代表の小林祐希ともチームメイトでした。その後、アル・シャハーニーヤSCを経て、現在はアル・アンサール・ベイルートで活躍しています。

プレースタイル

メルキは、対人守備の強さ、空中戦の強さに加え、的確なビルドアップ能力も持ち合わせています。正確なロングフィードで攻撃の起点となることもできます。守備的なポジションであればどこでもプレーできるポリバレントな選手であり、チームに安定感をもたらす存在と言えるでしょう。

家族

メルキの父親も元サッカー選手であり、弟のフェリックス＝ミシェル・メルキもプロサッカー選手として活躍しています。兄弟揃ってプロの道を歩んでいることからも、サッカー一家であることが伺えます。

アレクサンダー＝ミシェル・メルキは、そのユーティリティ性と国際舞台での実績で、今後の活躍が期待される選手です。

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