アレクサンドル・コロブネフ

アレクサンドル・ヴィクトロヴィッチ・コロブネフ（Alexandr Viktorovich Kolobnev、1981年5月4日 - ）は、ロシアのヴィクサ出身の元自転車競技選手です。

経歴

2002年にアクア&サポーネでプロデビューし、2003年にはマリオ・チポッリーニが所属していたドミーナ・ヴァカンツェに移籍しました。

2004年には、ロシア国内選手権の個人ロードレースで優勝し、アテネオリンピックの個人ロードレースでは10位入賞を果たしました。2005年、ラボバンクに移籍。

ジロ・デ・イタリア 総合21位
ブエルタ・ア・エスパーニャ総合54位
世界選手権・個人ロードレースでは7位

2007年にはチームCSCに移籍し、初代モンテ・パスキ・エロイカ（現在のストラーデ・ビアンケ）で優勝しました。また、世界選手権・個人ロードレースでは、パオロ・ベッティーニとの激しい優勝争いの末、2位に入りました。

2008年の北京オリンピック・個人ロードレースでも優勝争いに加わり、4位入賞。2009年には、ダヴィデ・レベッリンの失格により、繰り上がりで銅メダルを獲得しました。

2009年、世界選手権・個人ロードレースでは、カデル・エヴァンスに次ぐ2位。ジロ・ディ・ロンバルディアでは3位に入賞しました。2010年にはチーム・カチューシャへ移籍しています。

国内選手権・個人ロードレース 優勝

2011年

グラン・プレミオ＝ミゲル・インドゥライン 2位
アムステルゴールドレース 5位

2012年

チーム・カチューシャに復帰
ツール・ド・ポローニュ 総合4位
グランプリ・シクリスト・ド・モンレアル 3位

2013年、ツール・ド・ワロニー第1ステージで優勝。2016年にはガスプロム・ルスヴェロに移籍し、ヴォルタ・アン・アルガルヴェで山岳賞を獲得。同年、現役を引退しました。

選手としての特徴

コロブネフは、世界選手権やオリンピックのような厳しいコースで実力を発揮するクラシックライダーでした。粘り強い走りが持ち味で、強豪選手が揃うレースでも上位に食い込む実力を持っていました。

ドーピング問題

2011年のツール・ド・フランス第5ステージ後、[利尿薬]]であるヒドロクロロチアジドの陽性反応が確認されました。コロブネフは意図的な使用を否定しましたが、Bサンプルでも陽性反応が出ました。しかし、2012年2月29日、[[スポーツ仲裁裁判所]は、この件について競技力向上を目的としたものではなく、医学的な理由で使用されたと判断し、処分は科されませんでした。

外部リンク

アレクサンドル・コロブネフ - サイクリングアーカイヴス（英語）

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