アレクシス・ディアス

アレクシス・オマー・ディアス

アレクシス・オマー・ディアス（Alexis Omar Díaz）は、1996年9月28日にプエルトリコのウマカオで生まれたプロ野球選手で、現在メジャーリーグベースボール（MLB）のシンシナティ・レッズに所属する右投右打の投手です。ディアスは同じくプロ野球選手であるエドウィン・ディアスの実兄です。

経歴

ディアスは、2015年のMLBドラフトでシンシナティ・レッズから12巡目（全体355位）で指名され、プロとしてのキャリアが始まりました。ルーキー級アリゾナリーグ・レッズにて、初めてのシーズンを過ごし、9試合に登板して0勝1敗、防御率1.38、11奪三振を記録しました。

しかし、2016年は怪我の影響で全休を余儀なくされました。2017年にはアリゾナリーグで復帰し、13試合に登板して2勝3敗、防御率4.94、40奪三振という成績を収めました。2018年には、ルーキー級グリーンビル・レッズで11試合（先発9試合）に登板し、3勝3敗、防御率3.02、67奪三振を記録しました。

2019年シーズンには再びルーキー級アリゾナリーグで開幕し、その後A級デイトン・ドラゴンズに昇格。両チームで27試合（先発5試合）に出場し、7勝4敗、防御率5.19、77奪三振という結果を残しました。2020年はCOVID-19の影響でマイナーリーグのシーズンが中止となり、公式戦には出場せず、オフシーズンにはプエルトリコのウィンターリーグに参加し、クリオージョス・デ・カグアスでプレーしました。

2021年はAA級チャタヌーガ・ルックアウツで35試合に登板し、3勝1敗、防御率3.83、70奪三振を記録し、オフにはルール・ファイブ・ドラフトの流出を防ぐために40人枠に登録されました。

2022年には開幕ロースター入りし、4月8日のアトランタ・ブレーブス戦でメジャーデビューを果たしました。さらに、5月17のクリーブランド・ガーディアンズ戦では自身初のセーブを記録。同日に兄のエドウィンもセーブを記録しており、兄弟が同日にセーブを挙げるのはMLB史上3例目となりました。シーズン終了後、全米野球記者協会（BBWAA）から最優秀新人選手賞の投票で、2位票1、合計3ポイントで5位にランクインしました。

2023年には、ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）のプエルトリコ代表に選出され、シーズン中は選手間投票で初のオールスターゲーム出場を果たしました。

詳細情報

年度別投手成績

• - 2023年度シーズン終了時

WBCでの投手成績

年度別守備成績

• - 2023年度シーズン終了時

背番号

• - 43（2022年から）

代表歴

• - 2023 ワールド・ベースボール・クラシック・プエルトリコ代表

このように、アレクシス・オマー・ディアスは数々の選手としての成績を残しつつ、兄弟での快挙も成し遂げた実力派の投手です。今後の更なる活躍に期待が寄せられています。

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