エドウィン・ディアス

エドウィン・オーランド・ディアス・ラボイのプロフィール

エドウィン・オーランド・ディアス・ラボイ（Edwin Orlando Díaz Laboy、1994年3月22日生まれ）は、プエルトリコにあるナグアボ出身のプロ野球選手です。右投げ右打ちの投手であり、現在はMLBのニューヨーク・メッツに所属しています。彼は「シュガー」という愛称でも知られています。実弟はシンシナティ・レッズの選手、アレクシス・ディアスです。

経歴

プロ入りからマリナーズ時代

ディアスは2012年のMLBドラフトで、シアトル・マリナーズから3巡目（全体98位）で指名を受け、プロキャリアを開始しました。2014年にはA級クリントン・ランバーキングスで24試合に登板し、116.1イニングで防御率3.33を記録しています。2015年にはA+級ベーカーズフィールド・ブレイズでの7試合で防御率1.70を達成し、AA級に昇格後も安定したパフォーマンスを見せました。

彼は2016年の6月4日にメジャーリーグデビューを果たし、6月7日のクリーブランド・インディアンス戦でリリーフとして登板。その年の最終成績で防御率2.79、18セーブを挙げました。彼は新人王投票でも5位タイに選ばれています。

メッツ時代

ディアスは2018年12月に大型トレードでニューヨーク・メッツに加入しました。彼はチームに移籍後、2019年の開幕戦で初セーブを挙げましたが、シーズン中に苦戦し、58回を投げて26セーブ、防御率5.59という成績でした。

2020年には短縮シーズンの中で6セーブを記録し、防御率1.75という非常に安定した成績を残しました。2021年は63試合に登板し、32セーブをマーク。2022年には自身最速のボールを記録し、特に注目を集めたのは、トランペットを用いた登場曲の「Narco」が話題を呼び、演奏者が試合に駆け付けたことです。この年、ディアスは61試合に登板し、防御率1.31で32セーブを達成しました。

オフシーズンにはFAとなり、メッツと5年総額1億200万ドルで再契約を結びます。これは救援投手としては史上最高額の契約とされています。2023年には国際舞台でも活躍し、第5回WBCでプエルトリコ代表として参加しましたが、準々決勝進出を果たした際に右脚の怪我を負い、長期離脱を余儀なくされました。

選手としての特長

ディアスはスリークォーターから投げ、最速102.8mph（約165.4km/h）の速球と平均87mph（約140km/h）の縦スライダーを持ち味としています。スライダーの空振り率は34%で、三振を多く奪う能力が特徴です。

その他の情報

ディアスは数々のタイトルや表彰を受けており、2018年には最多セーブ投手としての称号を得ています。また、最優秀救援投手賞も受賞しており、メッツに加入後の活躍は目覚ましいものです。将来的にも彼の活躍が期待されています。

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