アレクシス・ベガ (1997年生のサッカー選手)

アレクシス・ベガ

メキシコシティで1997年11月25日に生まれたエルネスト・アレクシス・ベガ・ロハスは、フォワードとしてプレーするメキシコ人サッカー選手です。現在、メキシコ国内リーグであるリーガMXのデポルティーボ・トルーカFCに所属し、メキシコ代表としても活動しています。

クラブキャリア

彼のプロフェッショナルキャリアは、デポルティーボ・トルーカの下部組織で基礎を築くことから始まりました。2016年2月7日、10代でトップチームの一員として公式戦のピッチに立ち、プロデビューを果たします。同年4月には、南米クラブチームの最高峰を決めるコパ・リベルタドーレスにおいて、LDUキト戦で記念すべきプロキャリア初ゴールを記録しました。さらにそのわずか数日後には、国内リーグ戦でも初得点を挙げるなど、若くして頭角を現しました。

トルーカでの成長を経て、2018年12月8日には、メキシコの強豪であるCDグアダラハラへの完全移籍が発表されました。この移籍には推定900万米ドルという巨額な移籍金が伴い、グアダラハラのクラブ史上でも指折りの大型補強として注目されました。移籍直後はゴールから遠ざかる時期もありましたが、2019年2月16日の試合でついに移籍後初得点をマーク。さらにこの試合ではハットトリックを達成するという鮮烈なパフォーマンスを見せ、新たなチームでの地位を確固たるものにしました。グアダラハラでは、2021-22シーズンからはチームの顔ともいえる背番号10を背負い、攻撃の中核を担いました。

2024年1月、アレクシス・ベガは自身を育てた古巣であるデポルティーボ・トルーカFCへ復帰することを決め、再び見慣れたクラブのユニフォームに袖を通すこととなりました。

代表キャリア

国内での活躍は、メキシコ代表からの招集へと繋がります。U-23メキシコ代表としては、東京オリンピックの北中米カリブ海予選で圧倒的な個人技と得点力を見せつけ、大会最優秀選手に輝きました。この活躍が評価され、東京オリンピック本戦のメンバーに選出。チームの銅メダル獲得という歴史的な成果に大きく貢献しました。

A代表への第一歩は、2019年3月26日に行われたパラグアイ代表との国際親善試合でした。この試合でハビエル・エルナンデスに代わって途中出場し、A代表デビューを飾りました。同年5月には、CONCACAF地域の頂点を決める2019 CONCACAFゴールドカップのメキシコ代表候補メンバーに名を連ね、最終的に本大会に出場するメンバーリストに選出されました。大会のグループステージ初戦、キューバ代表との対戦では、A代表として記念すべき初ゴールを決めました。メキシコ代表はこの大会を制し、ベガも優勝メンバーの一員となりました。

その後も代表チームの常連となり、2022年にカタールで開催されたFIFAワールドカップにもメキシコ代表の一員として出場しました。これまでの国際Aマッチ出場記録は28試合で、6得点（2019年以降のデータ）を挙げています。

タイトル

国際大会での主なタイトルとして、メキシコ代表として獲得したCONCACAFゴールドカップ優勝（2019年）があります。

彼のキャリアは順調に進んでおり、今後もメキシコサッカー界を牽引する存在として期待されています。

もう一度検索