アレクセイ・クルバコフ

アレクセイ・ニコラエヴィッチ・クルバコフ（Аляксей Мікалаевіч Кульбакоў、1979年12月27日生まれ）は、ベラルーシ出身の著名なサッカー審判員です。2005年から国際サッカー連盟（FIFA）に国際審判員として登録され、欧州サッカー連盟（UEFA）のエリート審判員グループの一員として活躍しています。

クルバコフ審判員の特筆すべき点は、UEFA主催のクラブ大会、特にグループステージにベラルーシから定期的に参加している唯一の審判員であることです。これは彼の審判としての能力と実績が高く評価されている証と言えるでしょう。

若き日のキャリアスタート

クルバコフは、16歳という非常に若い年齢で審判としてのキャリアをスタートさせました。ベラルーシ国内の全ての審判カテゴリを順調にクリアし、2003年には弱冠23歳でベラルーシ・プレミアリーグの主審を担当するまでになりました。これは異例のスピード出世と言えるでしょう。

2005年には、FIFA国際審判員リストに登録可能な最低年齢である25歳で、国際審判員としての資格を取得しました。

国際舞台での活躍

国際Aマッチでのデビューは、2007年9月12日にキプロスのGSPスタジアムで行われたUEFA EURO 2008予選グループD、キプロス対サンマリノの試合でした。この試合を皮切りに、数々の国際試合で主審を務めることになります。

2008年には、UEFAの才能ある審判育成プログラムに参加する19人の審判員の一人に選ばれました。このプログラムを通じて、2008年と2009年の2年間、スイスのアンドレアス・シュルヒター氏の監督の下、全てのUEFA試合を担当しました。

2009/2010シーズン以降は、UEFAヨーロッパリーグのグループステージで定期的に主審を務めるようになります。このレベルでの最初の試合は、2009年9月17日にルーマニアのクルジュ＝ナポカで行われたCFRクルージュ対FCコペンハーゲンの試合でした。

その他、2010年と2014年のワールドカップ予選、2008年と2012年のUEFA EURO予選など、数多くの国際Aマッチを担当しています。

その他の活動

2013年には怪我のため、プレミアリーグのシーズン前半で審判を務めることができませんでしたが、同年6月には、他の5人の審判員と共に、リトアニアで開催されたUEFA U-19欧州選手権2013の決勝トーナメントの審判を担当しました。

アレクセイ・ニコラエヴィッチ・クルバコフは、ベラルーシを代表する国際的なサッカー審判員として、今後ますますの活躍が期待されています。

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