アレジアント・スタジアム

アレジアント・スタジアム：ラスベガスの象徴

アレジアント・スタジアムは、ネバダ州ラスベガス都市圏パラダイスに位置する、最先端の屋内型ドームスタジアムです。NFLのラスベガス・レイダースとネバダ大学ラスベガス校（UNLV）のUNLVレベルズが本拠地として使用し、多様なイベントが開催されています。

建設と概要

長年空地だった場所に、18億ドルの巨費を投じて建設されました。2017年9月に着工し、2020年7月末に完成。同年9月21日には、マンデーナイトフットボールで華々しいこけら落としを迎えました。命名権はアレジアント・エアが取得しています。

将来的なスーパーボウル、NCAAファイナルフォー、レッスルマニアなどの大型スポーツイベントの誘致も視野に入れています。実際に、2022年にはプロボウル、2023年にはザ・プロボウル・ゲームが開催されました。

構造と特徴

ドーム型の屋根は半透明で、開閉はしません。しかし、ラスベガス・ストリップに面したカーテン状の窓は開閉可能です。これにより、屋内でありながら開放的な空間を実現しています。UNLVが使用する際には人工芝、レイダースが使用する際には天然芝のプレートが運び込まれる、というユニークなシステムを採用しています。

コロナ禍の影響とその後

コロナウイルス感染症の流行により、2020年シーズンのレイダースの試合は無観客となりました。UNLVレベルズの試合は、観客数を3%に制限して行われました。

しかし、2021年7月3日にはイレニアムによる初の音楽イベントが開催され、8月21日にはWWEのサマースラムが開催されるなど、徐々に活気を取り戻しました。

主要イベント開催

2024年2月11日には、第58回スーパーボウルが開催され、カンザスシティ・チーフスが延長戦の末に勝利を収めました。同年3月2日にはナショナルラグビーリーグ開幕ダブルヘッダーが開催されるなど、スポーツイベントが目白押しです。2025年4月19・20日にはレッスルマニア41、2028年には第90回NCAA全米大学バスケ選手権ファイナルフォーの開催も決定しています。

アレジアント・スタジアムは、最新の技術と快適な観戦環境を備え、ラスベガスのエンターテイメントシーンを牽引する存在として、今後も数々のイベントを彩ることでしょう。

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