アレックス・カルーソ

アレックス・カルーソ：異色の経歴を持つ人気NBAプレーヤー

アレックス・マイケル・カルーソ（Alex Michael Caruso, 1994年2月28日 - ）は、アメリカ合衆国テキサス州カレッジステーション出身のプロバスケットボール選手。現在はオクラホマシティ・サンダーに所属し、ポイントガード、シューティングガードを主に担当しています。「GOAT」「Bald Mamba」「Carushow」などの愛称で親しまれています。

大学時代：テキサスA&Mのスター

高校卒業後、カルーソはテキサスA&M大学に進学。4年間で137試合に出場し、平均8.0得点、4.7アシスト、2.02スティールを記録しました。通算649アシスト、276スティールは大学記録を塗り替えるもので、テキサスA&M史上最高の選手の一人として名を残しました。4年時には、オールSECセカンドチーム、オールSECディフェンシブセカンドチームにも選出されています。

プロキャリア

NBA入りまで

2016年のNBAドラフトでは指名を受けませんでしたが、フィラデルフィア・76ersの一員としてサマーリーグに参加。その後、オクラホマシティ・サンダーと契約するも、開幕前に解雇。傘下のオクラホマシティ・ブルーでプレーすることになりました。

ロサンゼルス・レイカーズ時代：シンデレラボーイ

2017年、再びサマーリーグにロサンゼルス・レイカーズの一員として参加。ロンゾ・ボールの負傷というアクシデントから出場機会を得ると、その活躍が認められ、レイカーズと2Way契約を結びました。Dリーグ（現Gリーグ）からNBAへ直接行き来する初の選手となりました。

2017年10月19日のロサンゼルス・クリッパーズ戦でNBAデビュー。2018-19シーズンには、レブロン・ジェームズを除くレイカーズの選手の中で唯一、30得点、10リバウンド、5アシストを記録しました。2019年7月には、レイカーズと2年550万ドルで再契約。2019-20シーズンにはNBAチャンピオンを経験しました。

シカゴ・ブルズ時代：ディフェンスの要

2021年8月10日、シカゴ・ブルズと4年3700万ドルで契約。特にペリメーターディフェンダーとして高い評価を得て、2023-24シーズンにはハッスルアウォードを受賞しました。

オクラホマシティ・サンダー時代：新たな挑戦

2024年6月21日、ジョシュ・ギディーとのトレードで、オクラホマシティ・サンダーへ移籍。新たなチームでの活躍が期待されています。

プレースタイルと評価

カルーソは、高いバスケットボールIQと献身的なプレースタイルが持ち味です。特にディフェンス能力に優れ、スティールやチャージングでチームに貢献します。また、正確なパスとシュートも兼ね備え、オフェンス面でも存在感を発揮します。その実直なプレースタイルと親しみやすいキャラクターから、多くのファンに愛されています。

私生活

父親はクレイトン大学でバスケットボールをプレーし、現在はテキサスA&Mの準スポーツディレクターを務めています。大学時代にはスポーツマネジメントを専攻していました。2021年には、中国のスポーツメーカーANTAとシューズ契約を締結しています。

まとめ

ドラフト外からNBAチャンピオンにまで上り詰めたアレックス・カルーソ。彼の飽くなき向上心と努力が、多くの人々に感動を与えています。オクラホマシティ・サンダーでの新たな挑戦から目が離せません。

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